写真で様子を簡単にお話しします。
まずは,会場です。
白い素敵な空間。ここは,教育同人社さんの社内です。ここをお借りしての開催で,非常に良い気持ちで学べました。
この素敵な会場でマイクをにぎってお話くださったのは,3先生。
一番上の写真は,松田寿雄先生です。
二番目の写真は,佐藤正寿先生。
三番目の写真は,元気はつらつの古川光弘先生です。
朝から夕方まで話を聞いていたのですが,一気に有田社会を吸収した気持ちになりました。
社会の授業を今より盛り上げたい,追究させたいと願う先生は,この継承セミナーがお勧めです。
第5回目もどこかで開催されるそうですので,古川先生のフェイスブックをチェックしてください。
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この日,会場で立腰をしていた印象的な先生がいました。西野宏明先生です。若い先生ですが,良いですね。
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夕方からは千葉へ戻り,明石要一先生のSG会に参加しました。
異業種の方の提案などもあり,とても勉強になります。
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そうそう,古川先生が手にしているのは,有田先生の日めくり『子どもを育てるための有田和正追究』です。古川先生の語りが有田先生に似てきているので,その事にも驚きました。継承セミナーがもう少し続いたら,有田先生が古川先生に乗り移りそうな気がしています。
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大阪の野口塾でもそうでした。
講座がスタートしたので,私は今回のテーマ(算数ソフトと事前学習)を,板書しました。
それから,算数ソフトについて知っているかどうか,手を挙げてもらいました。
「知っている人」と問うと,半数以上の先生が手を挙げました。
「知らない人」と問うと,少なめの先生が手を挙げました。
知っている先生の方が多いという結果になりました。
ここまでは,誰も笑いません。当然です。ただ,質問をして手を挙げてもらっただけだからです。
この状況を受けて,私は一言言いました。
この一言で,会場がクスッとなりました。
何と言ったかというと,
知っている人が多い中,「余り知らない人が多いようですね。」と言ったのです。
会場はこれでクスッとなりました。
手の上げ率と私の言葉が一致しないからです。
予期している方向とは違う一言が出たで,心が少しくすぐられたのです。
続けて,事前学習についても聞きました。
「知っている人」。大半の先生が手を挙げました。
「知らない人」。ほんの少しの先生が手を挙げました。
こちらも知っている先生が多いとなりました。
そこで,さらに追い打ちをかけるように,「大方の先生が知らないようですね」と言いました。
笑いが大きくなりました。2度続けて,状況とは異なる言葉を発したからです。
これで空気が暖まってきました。
こうなると,私は元気になります。
間髪を入れずに,語気を少し強めて私は言いました。
「今日は,算数ソフトと事前学習の“入門”の話をします!」
会場には笑いの渦ができました。
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講座の始まりですから,いわゆる「つかみ」というものです。
会場の人々の心を,スタートでつかむことができたら,後は良い流れになります。
でも,こういう笑いは些末なことです。
大事なことは,話の中身です。
事前の準備をしっかり行い,確かに納得という話ができれば,随所に笑いを入れることができます。
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大阪に,阿部先生という明るい笑いの得意な先生がいます。
若い先生ですが,かなり先が楽しみです。
阿部先生が,転がるように楽しんでくれた話を一つ記します。
野口塾ですから,「・・・はマル,・・・はバツ。」という指示がよく出ます。
私もそのように言って,会場の皆さんが,○・×を書き始めました。
その瞬間,私は「○の筆順が分からない人は・・」と言ったのです。
これが,阿部先生に大受けしました。
学級でも,やったそうです。
笑いは誰にどう響くか分かったものではありません。
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ごっついイベントがあります。
時事教育プレミアムセミナーです。
テーマが,いいですね。
「明日から使えるノウハウ
学力向上・教員研修・スマホ・学校事故」
セミナーは,7月の25日(土)と,26日(日)の両日開催されます。
学力向上,教員研修が気になるので,25日に参加する予定です。
25日には,大槻達也氏,貝ノ瀬 滋氏,近藤昭一氏の講演があります。
楽しみです。
午前中からの開催ですので,何とか朝から受講できるようにしたいと思っています。
会場は銀座です。
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ケニヤの知人から,ナイスなことを教えていただきました。
PCというのは,日本では「パーソナルコンピュータ」といいますが,長いので「パソコン」といいます。また,「ピーシー」とも言います。
こういう略称は,ケニヤにもあり,PCは「ピースィー」だそうです。
発音の違いという程度で,なるほどと思いました。
さて,「3kg」と書いてあったら,日本では「3キログラム」と言い,略して「3キロ」です。
これが,ケニヤでは「3ケージー」なのだそうです。
頭文字で略するのです。
世界の機構などが頭文字で略されていることは知っていましたが,こういう日常語も頭文字で略しているようです。
国際化がどんどん進んだら,国際派の先生も増えていき,国際的な略称も教える先生が出てくるかも知れませんね。
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明後日は,大阪の野口塾です。
中嶋先生の講座もあり,賑やかな一日になりそうで,今から楽しみです。
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写真は,大船の観音様。駅からつながっている歩道橋から見えます。いいお顔ですね。しばし,拝みました。
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ビッグサイトでわすれたカメラ。
VERSION2さんの皆さんが保管しておいてくださっていました。ありがたいです。
たくさんの人がブースに来ています。その中の忘れ物。
それを持ち主の手に戻るようにと心配りをしてくださるVERSION2さんに感謝です。
お陰様で,ブースで撮影した写真を取り出すことができました。
VERSION2さんのブースは,ご覧のように緑を基調としています。伺ったら,会社も緑を基調としているそうです。
そこに80インチのモニター。大きいですね。
このぐらいあると,授業も快適ですね。
「円の面積の求め方」を考える場面で使えるソフトを映し出しました。
ソフトも快適に動きます。
このソフト,円の分割を8分割から200分割まで変更できます。
分割数を次第にアップしていくように何度か見ていくと,次第に,円の面積の公式が「半径×半径×3.14」になることが分かってきます。
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VERSION2さんのブースで,北海道大学の河合剛准教授の授業がありましたので,それを拝聴しました。
北大生に教えている英語の授業の話です。3つお話があり,その中の2つめは,レストランに電話して会話をテンポ良く行うという話でした。
PCの中に模擬電話があり,それを使って電話をかけると,模擬レストランにつながります。あらかじめ数百種類の会話が用意されているので,出てきた模擬店員さんは何らかの言葉掛けをしてきます。その言葉に学生はすかさず対応していきます。
この仕組み,実に面白いと思いました。出てくる言葉が少なくなれば,小学生でもこういう仕組みで英語の学習ができますね。とても良い勉強になりました。
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ビッグサイトへ。教育ITソリューションEXPOです。
ビジネスパートナーのVeRSION2さんがブースを展開しているので,その見学に行ってきました。
VeRSION2さんの会場に着くと,たくさんのお客さんが集まっていて,スタッフの皆さんが笑顔で対応されていました。
グリーンを基調としたすてきなブースです!!
社長さんもブースにいたので,早速ご挨拶。
まだ30代のバリバリの社長さんです。
教育現場の未来を構築している姿が,私にはとても頼もしいです。
VeRSION2さんのブースでは,大学向けの「ソリューションカレッジ」が展示されています。
出欠の管理,授業,フォーラム,オンデマンド・・・・
多彩なシステムで,たくさんの大学で採用されています。
大学の先生による授業もありました。
英語の学習でしたが,その取り組み方がなかなか面白く,私も学生の時にこういうシステムで学びたかったと思いました。好奇心の強い生徒にうってつけと感じました。
ブースの中央には80インチのモニターセットが設置されています。
算数ソフトも映し出してくれました。
その写真を撮ったのですが,蛍光灯の点滅によるフリッカー現象が出てしまい,良い感じに撮影できませんでした。
家に帰り,ネットで調べたら,シャッター速度を 1/80 以下にすると良いことを知りました。
「なるほど」と感心しつつ,カバンからカメラを出そうとしたらカメラがありません。
どうも忘れてきたようです。こういうこともあります。
会場を歩いていたら,さくら社がお世話になっているワタナベ流通さんに声をかけられました。
しばし,歓談。嬉しい一時でした。
そうしたら,その後,熊本の桑崎先生と遭遇。嬉しいことは続くものです。
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今日はSG会でした。会場は明石事務所。
参加者は必ずレポートを持って行くので,私は以前ブログに書いた「はじまりの1と0」を印刷して持って行きました。
そこに書いたことは,1から始まるものは「生活臭い」,0から始まるものは「算数臭い」ということです。
この話をしたら,面白い情報が集まりました。
1,西洋のビルは1かいがG(ground floor)で,それから上が1階(first floor),2階・・・となります。
2,駅は駅長室のあるホームが1番線。離れるに従って,2番線,3番線となり,駅長室の裏側に線路ができると,そこは0番線。
3,富士山は1合目,2合目と言い,これはカンテラに入れる油がちょうど1合使い切るところが1合目。10合目にたどり着くには,油10合(一升)を必要とします。重さにして約18kg。足の遅い人はもう少し多めに用意した方が良いとなります。
駅のホーム,富士山の事例から,日本という国はとても生活臭く数字を使っていると言えます。
数と生活との密着観を大切にする文化を持っているのが日本なのでしょう。
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「生活臭い」「算数臭い」という話から,学力テストのA問題,B問題の話題に転じました。
時間を見て,A問題とB問題をどうとらえたらいいのかについても,把握したいと思います。
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SG会の懇親会でちょっと話題になったのが,南郷継正の武道論。
私が始めて読んだ武道論はこの『武道の理論』です。
この本は,どうしたら強くなるかについて,弁証法を使って論理的に示しています。
具体例が空手なので,空手を知らない人は読んでも理解が難しいだろうなと当時から思っていました。
良い本なのですが,武道を体験していない人には,ちょっとお勧めできません。
ところが,SG会の会員に剣道6段の若者先生がいます。在原先生です。
少し話をしたら,かなり納得していました。
武道を学んでいる人には,とても伝わりやすい論理が示されています。
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