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SG会,勉強になります

しばらくぶりのSG会。
人数分のレポートがあるので,短時間の内に大量の情報が伝わります。
学校の先生以外の方も複数参加しているので,その情報の幅が広く,良い勉強になります。

幼稚園の園長先生からは,5歳児と3歳児の交流生活の実践が話されました。
そこから出てきた,保護者の方の声が勉強になりました。
「お兄さん(お姉さん)が怖いって言うんです」
「お兄さん(お姉さん)が怒るから嫌だと言ってるんですけど・・・」
園全体が嫌なのではありません。
園は楽しいのですが,お兄さん(お姉さん)とのペア生活がちょっとつらいのです。
園になじんだ後,さらに,お兄さん(お姉さん)と少しずつなじませていくので,大事な順応性を高める良い勉強になります。さらに,年齢に差があるので,長幼の序も学ぶことが出来ます。
多数の子は,いやがらずに交流生活をしているとのことで,この幼稚園から巣立った子は,小学校でも円滑に集団生活を送るのだろうなと思いました。
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中学校の先生からは,学級目標を決める話がでました。「こんなクラスは嫌だ」というところから生徒達の考えを引き出して決めていったそうです。ひげうさぎ校長先生の読書法と似た感触で,これなら生徒達も気を入れて考えただろうなと思った次第です。
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私は,先だってブログに書いた「飲み助さんの話」を持って行き,それを読み上げました。
素人の作った再話ですが,明石先生から,「じーんと来た。」と言われ,ありがたく思いました。
『子どもの作法』
作法も勉強になりますし,飲み助さんのような道徳も大いに勉強になります。
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有田先生が通われていた本屋さん

有田先生が通っていた本屋さんPCの中の写真をちょっと整理していました。
いつもそうですが,オッ!としばし見つめてしまう写真があります。

この通りの先に,青い看板が見えます。
白抜きで書いてある文字は,「本」です。
本屋さんです。名前は,BOOKS DON。

有田先生が通われていた本屋さんです。
さくら社を設立し,有田先生の本を手かげることになり,何度かこの本屋の近くを行き来しました。
店内に入ったこともありました。
町の方々が手にしたくなるジャンルの本がたくさん並んでいます。

この本屋さん,普通の町の本屋さんです。
ですが,中に入ると聖地にいる気持ちになります。

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授業づくりの教科書 社会科授業の教科書 5・6年授業づくりの教科書 社会科授業の教科書 3・4年歴史を楽しむ年表有田先生の追悼セミナーが来月,兵庫で開催されます。
「第3回 有田和正継承セミナー」です。
私も午後1番でお話をさせていただきます。

お近くの先生,ぜひ,お越しください。
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山田洋一先生と

山田洋一先生と渡邉先生から,山田先生との写真をいただきました。山田先生とひざを交えてお話をしていたときに,記念にとっていただいた一枚です。

話していたのは,北海道での野口先生と山田先生との対話形式の講座のことです。
自分にとっては驚きの出来事だったので,それを懐かしんで山田先生と話していました。もう5年も前のことになります。

山田先生が司会のように話題を出し,それに野口先生がその場でお話されます。
講座のテーマは決まっているのですが,出された話題について話している内に,野口先生の話がテーマから次第に離れていきます。もうこれ以上話が進むと,横道にそれそうだなと思う頃,山田先生がスッと切り出し,テーマに向かって話が進みます。
これが,1講座の中で何度か有り,「いやぁ,この先生,若いのに全体を見る目,流れを切らないように舵をきる力,ただならぬ力の持ち主だな」と思いました。

この講座が縁で本を書いていただきました。
その本が,『発問・説明・指示を超える対話術』です。
翌年には,『発問・説明・指示を超える技術タイプ別上達法』を,
その翌年には,『発問・説明・指示を超える 説明のルール』が刊行されました。
若い先生には,どんどん読んでいただけたらと願っています。
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この日の懇親会で,山﨑先生から5年の単位量について,たずねられました。
大事なところですので,事前に何を子ども達に伝えるべきか,話しました。
これについては,ちょっと長くなりそうですので,また今度。
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山田洋一先生のセミナー

山田洋一先生のセミナーに参加。
ちょうどこの日,地域の寄り合いがあり,会場到着が閉会20分前ぐらいになりました。
それでも,足を運んで良かったです。

会場に入ると,遠く前方で山田先生がマイクを持ってお話をされています。
それをスーツ姿の20代30代の先生がメモをとりつつ,頷きながら,熱心に耳を傾けていました。
その先生方は長机に3人掛け。最前列からびっしり。
会場の空気そのものが,緊張感のある学びを作っています。
この光景,若い頃,私がセミナーに参加し始めた頃とよく似ていました。

発問・説明・指示を超える対話術「中学になったらこんな授業になるから・・・」と,それをレッスンするように子ども達と取り組む山田先生の話。導き方が実に理にかなっていますし,懐の深さを感じさせます。
ストレートに指示・発問を出していた時代から30年。子ども達にある種の世界観を伝えつつ進む授業へと質的に変貌していることを,山田先生の話から強く感じます。

閉会直前。
山田先生から,最後の一言がありました。
若い先生に初めに読んでいただきたい一冊の紹介です。
『発問・説明・指示を超える対話術』です。
すかさず,佐藤先生が本を手に皆さんにご紹介くださいました。
時代を変えていった一冊です。

懇親会にも数多くの若い先生が参加していました。
きっとこの中から,5年後,10年後に新しい教育を伝え広める先生が出てくるのです。
それが誰なのか分かりませんが,私にはとても楽しみです。

セミナーを運営されたのは,渡邉先生です。
先週,渡邉先生のお話を伺ったおり,研究の方向性を明確にされたことを聴きました。
気骨ある先生です。
この先,ますます深化していきそうです。また,お話を伺いに出かけてみたいと思っています。

凜とした卒業生!

野口先生写真は,「日本人の誇り」を語る野口先生です。
染み込みますね。

感動的だったのは「和(あ)え物」のお話です。
日本人は異国の優れた文化を取り入れて,熟成させ,自国の文化としてさらなる発展をさせる名人です。
それを,料理の和え物にたとえてお話下さったのです。
得心いたしました。

このセミナーの会場に東京の山﨑先生が参加されていました。
「横山先生がここに参加するというので,急遽参加しました」と,心暖まる言葉をいただきました。
「卒業式が無事に終わりました。他の先生から,かつて無い凜とした卒業生だった」とほめていただいたそうです。それを報告したくて,わざわざ来てくださったのです。
しばし,目頭が熱くなりました。

山﨑先生は20代の先生です。
20代で学年主任。同学年の先生は更に若い先生が2名です。
卒業式は普通に指導できれば,それで十分と思えます。
しかしながら,山﨑先生は違いました。
卒業式に関わる作法をしっかり勉強しました。
それが,「凜とした卒業生」として,列席の先生方の目に映ったのです。
学んだことが,成果として出ました。
そうして,何より嬉しいことは,それを同僚の先生が褒めてくださったことです。
こういう学校,良いですね。
--『子どもの作法』
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算数セミナー,大満足!

「算数スタートダッシュセミナー」
充実して終了しました。私は大満足です!!

一番印象的だったのは,静岡の鈴木先生が参加されていたことでした。
さくら社を設立した頃,静岡にある登呂遺跡を案内していただき,一緒に見学をいたしました。
ファミレスで休憩をした折,「一発君」のスタンプを見せてくれ,懐かしい実践がよみがえりました。
その鈴木先生がセミナーの会場に入ってこられ,とても驚きました。
鈴木先生のと再会は,神様からのサプライズだったように思えています。

セミナーは,事故による鉄道の運休というアクシデントに見舞われましたが,予定通りに進められた。

b8112藪田先生,丸岡先生,佐々木先生,佐藤先生,奥田先生,藤本先生。
それぞれに特色のある話をしてくださり,「小さな研究が始まっている」と強く感心しました。

算数ソフトはそのソフトの数が1400本を超えるほど,大量にあります。
「数は力なり」というように,教材も大量にそろうと,いろいろな角度からの使い方が生じてきます。

◆単元の導入に,その単元のソフトを5本,10本と見せるようにすると,子ども達の学習意欲が非常に高まる。
◆ソフトの中にある各種ボタンを「易しい」→「難しい」へと徐々にレベルアップさせるように使うと,子ども達はどんどん挑戦してくる。
◆手作りの教材と一緒に算数ソフトを使うと,子ども達の理解度が大きく高まる。

新学期のスタートダッシュは,やはり,算数ソフトを見せることだ!と強く思いました。

いろいろな研究会に顔を出していますが,この算数ソフトのセミナーは格別です。楽しくって仕方がありません。
その使い方に,ざぶとん一枚!
その論理展開に,ざぶとん一枚!
そんな目から鱗の話がざくざくでした。

なんというか,このセミナーに関われて,本当に良かったと思っています。
事務局を担ってくれた吉田松陰先生こと小出先生に感謝しています。
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