Category Archives: 友人知人

チーム算数

チーム算数の開催日でした。城ヶ崎先生,佐々木先生と私の3人です。

城ヶ崎先生からは,トラぶった子への指導。
佐々木先生からは社会の暖かい地方の暮らし。
わたしからは,来月,ほるぷ出版から出る『3D日本地図めいろ』の最終校でした。

3Dの日本地図めいろは本になる前の印刷物です。
それを開いて,城ヶ崎先生・佐々木先生に見ていただきました。
見るときには,特性の「3Dメガネ」をかけます。
それを見た途端,佐々木先生が「赤・青のメガネを使ったことがあるけど・・・」と話してくれましたが,メガネを掛けたら「オーッ!」でした。城ヶ崎先生も,「オッ,これすごい!」でした。

付録としてつく「3Dメガネ」は,レンズ部部が透明です。赤・青のタイプではありません。
大変特殊なメガネで,これをかけて本を見ると,めいろなどが浮き出るのです。
どうして浮き出るのか? それは企業ひみつということになっています。

佐々木先生は,きっとこういうのが好きだろうと思っていたら,案の定,「これが教室にあったら,みんなビックリするよ!」と興奮気味に言っていました。
本の完成が6月中旬です。
来月のチーム算数で,両先生にプレゼントしたいと思っています。
来月のチーム算数は22日(土)と決まりました。

城ヶ崎先生が『論語』を持ってきました。朝日選書の論語です。
これは,私が愛読している本なので,うれしさがこみ上げてきました。

せっかく論語を持ってきてくれたので,儒教の話しを少ししました。
そこから,儒教・仏教・神道の違いについて,ざっくりと話したら,「分かりやすい!」と城ヶ崎先生から感想を頂きました。
この違いを理解すると,生活指導の根本がかなり明確になってきます。気がつくと,道徳を日本的に指導できる先生になっていくと思っています。

山本幹雄校長先生と神田明神へ

友達の山本幹雄校長先生が神保町まで来てくれました。久しぶりの再会です。話が弾みました。

お昼を御一緒して,さぼうるへ。それから,神田明神へ。
神田明神には算額があるというので,山本先生と一緒に行ってきました。

神田明神は,孔子廟のある湯島聖堂のすぐそばにあります。
境内に入ると,結婚式の最中でした。笙や笛に先導されつつ新郎新婦が厳かに歩いています。
見守る人たちの輪に入り,それから算額さがしです。
どこに飾られているのか知らないので,境内を一周しました。
それでも見つからず,社務所で教えてもらいました。

飾ってあったのは,現代の算額4点。その中の1問を読んでみましたが,気の遠くなるような問題で,考えることとストップしました。
江戸時代の数学家が境内で腕を競っていた時代の風に,ほんの少しですがあたることができました。

20日(土)はチーム算数です!

チーム算数が20日(土)に開催されます。
場所は,いつものジョナサンで2時からです。

今回は,文章問題への最新式取組について,皆さんの意見を聞こうと思っています。
そのために,これまでは文章問題をどう取り組んでいたか,そこから聞くことになります。
そうして,それからソフトを見て,これまでの指導に何が足りなかったのかを検討します。

文章問題の指導法の研究は,これまでにも多くの先輩がされてきています。
私もそういった本を読んできました。
でも,チーム算数で検討される内容は,たぶん,過去に例のないやり方となります。
なにしろ,バーチャルリアリティを活用できるのですから,最先端と言ってもいいと思います。

次に,算数ソフトが与える驚異的影響・奇跡の連続を検討していきたいと思っています。
これは,算数ソフトの,より積極的な活用法となります。
ここが少しでも明確になれば,算数指導は新しい扉を開くことになります。

そうして,算数指導の基本中の基本と言われる「操作活動」の分析もお話しする予定です。
楽しいチーム算数になりそうです。
--

広島県福山市の井上先生と会いました!

8725_300ビッグサイトで有田和正先生と佐藤正寿先生の模擬授業を見学に行った時のことです。
会が終了したので、有田先生・佐藤先生へご挨拶に行きました。その時、「横山先生!」と若い先生から声がかかりました。広島県の福山市の井上努先生です。
すぐに、算数ソフトの話になり、思いがけず楽しいひと時となりました。

井上先生は、昨年の春に三省堂本店で開催されいた有田和正先生の講演会にも参加していました。その時、私が算数ソフトの話をしたので、早速、何冊か買い込んでくれました。
そうしたら、学校でも全部のソフトを購入してくださったそうです。

最近、学校の公費で算数ソフトをそろえるケースが増えてきていることは把握しているのですが、声をかけてくれた先生から、まさか学校でも全部そろえたことを知らされるとは思ってもいなかったので、とってもいい気持ちになりました。算数好きの子が広島県福山市で増えそうです!

井上先生の印象に残っているソフトは、5年生の「図形の性質と正多角形」に入っている「03C、三角形の角/内角の和/切り取って動かす/かまきり(おまけ)」です。
このソフトが、知る人ぞ知る、「カマキリライダー180度」をソフト化したものです。
三角形の3隅に同じ半径の弧を描き、両サイドに目玉をつけるのミソです。これを切って並べなおすと、何かに似ているように見えます!それこそが、正義の味方、算数の王者「カマキリライダー180度」です。

井上先生のお話では、やっぱり、「大爆笑が起こりました!」とのことでした。
それから、「子どもの視覚に訴えることができ,図形を繰り返し動かすことで,理解の定着を図ることができました」とのことです。うれしいです!

この噂のカマキリライダー180度は、『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』5年4巻に入っています。5年4巻には「異分母分数のたし算(ソフト17本)」と「図形の性質と正多角形(ソフト27本)」合計54本ものソフトが入っています。
ビッグサイトで、とても楽しい一時を過ごせました。井上先生に感謝です!

藤本浩行先生と記念撮影!

b8622_300

山口県で開催された「平成24年度やまぐち教育フォーラム」で,藤本浩行先生と記念撮影をしました。藤本先生が文部科学大臣優秀教員を受賞されたので,それが嬉しくて,一枚記念に撮影しました。

藤本先生は本も出されていますが,『みんな夢中になる わくわく☆ブラックボックス』も出しています。

ブラックボックスというのは,ちょっと知的な箱です。
県の特産品を勉強するときに,「三重県」の紙を上から箱に落とします。紙は,とうぜん,下から出てきます。途中,ボックスの中を通るときに,チョチョイと仕掛けがあり,裏返って,裏面に書いてある「伊勢エビ」の文字が見えるようになって出てきます。

何枚ものカードがこの「わくわく☆ブラックボックス」には,附属していますが,この藤本先生が構想されたブラックボックスは,箱が大きいので,学校で普通に使っているA4サイズの紙が使えます。ですので,表に「3×4=」と書いて,ウラに「12」などと,自作の問題をどんどん作って楽しむことができます。
b8874

b8875

自作問題を作るときに,藤本先生考案のアレンジがあります。
紙を二つ折りにして問題と答えを書くようにします。
すると,ブラックボックスで楽しんだ後,紙を開くと,上半分に「3×4=」と書かれ,下半分に「12」と書かれた掲示物ができます。

問題を出して楽しんだ後,掲示物としても有効活用できるのです。

嬉しいのは,1回やると,子ども達もやってみたくなり,実際にやると,ブラックボックスの仕組みが分かるので,今度は紙に問題を書きたくなってきます。
良い学習の方向へ自然に流れていきます。

藤本先生は,文部科学大臣優秀教員を受賞されているのですから,極めて優秀な先生です。その上,さらに,こういった授業への創意工夫の才にも長けています。
一緒に写真が撮れて,とても良かったです。

山口で藤本先生と,大阪で福山先生と!

b8625_400実に有意義な出張となりました。

山口県セミナーパークというとても大きな,素晴らしく綺麗な施設で開催された,「平成24年度やまぐち教育フォーラム」に,さくら社のブースを出しました。

ブース会場に足を運んでくださった先生方の中に,「私,これを使っている!」と言ってくださった先生があり,感動しました。また,「噂に聞いているソフトを初めて見た!」という先生もいらっしゃいました。
つい先日,算数ソフトのサンプル版CDができたので,それをお渡ししました。学校購入を勧める場合に,パンフレットが必要になるので,サンプルCDとパンフレットをセットでお渡ししました。
パンフに書いてある価格を見て,「これは,やすい!」と皆さん言ってくださいます。
一つでも多く使っていただいて,算数を楽しみにする子どもが増えて欲しいと願っています。

嬉しいことは,さらに続き,文部科学大臣優秀教員として表彰された藤本先生が発表会の合間を縫ってブースに来てくれました。嬉しくなって,記念撮影をしました。

やまぐち教育フォーラムが終わった後,急ぎ,大阪に移動しました。関大初等部の公開を朝から見るためです。
福山憲市先生も関大初等部の公開に参加されるというので,無理を言って道中,御一緒させていただきました。それから,一緒に夕食を戴き,夜9時半頃までいろいろと話すことができました。

今,福山先生は割合の指導をしている最中で,その妙案を伺うことができました。キーワードは「たて」と「雪だるま」です。キーワードだけでは,まったくピンと来ないと思いますが,「たて」は,その昔,城ヶ崎先生が実践した方法でその時もこの方法は実感力が実に高い方法と感じました。
その方法に,福山先生は指導場面が来る前に気付いていました。こういうところが福山先生の凄いところです。教科書を等を見て,教材研究しているときのモードが実際の授業をしているかのごとき水準なです。

「雪だるま」は可視化です。しかも,頭・胴があるので,絵柄に方向性がでます。矢印の機能がそこに生じるのでこういう可視化は楽しさにプラスして分かりやすさを産みます。

もう一つ,大きく感動したのは,「ペア」で図に移動する思考です。問題文から図のどこに移動するかを明確にする工夫です。これを実際に動かしているそうです。さすがとしか言いようがありません。
「文章問題を解く」と一般に言いますが,「解く」というのは,実に大雑把な思考です。あれこれやることを,全部まとめた総称です。だから,「解きましょう」と言われても,何をどうしたらいいのか,分からない子が生まれます。そういう子に,「文章を良く読みましょう」と,これまた大雑把な言葉で考えさせるので,「自分はダメかもモード」が広がり,深まります。

「解く」と考えずに,文章題は「配置する」と考えます。
「何をどこに配置するのか」これを考えさせればいいのです。その時,重要になってくるのが,配置するという移動の様子を見せることであり,また,移動の軌跡を矢印で見せることです。
算数はそのものも動いていますが,算数を分かりやすく説明するときも動きを伴います。
その「動きの可視化」に重要なポイントとなるのが,「矢印」です。

そんなあれこれを話し合いましたが,福山先生の底知れぬ力に感服するばかりでした。
また,どこかでお会いして,お話を伺いたいです。