Monthly Archives: 7月 2014

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大分の幼稚園の先生は勉強熱心!

b8338分の古城校長先生のお計らいで,たくさんの幼稚園の先生方の前でお話をすることができました。

前日に,古城校長先生と一献傾けました。
幼稚園の工藤先生,是永先生,芦刈先生もご一緒で,ディズニーランドや赤ちょうちんなど,あれこれ楽しい話題で盛り上がりました。
途中,工藤先生を中心とした幼稚園での実践談に耳を傾けました。小学校とは視点がちがい,大いに勉強になった次第です。

当日は,「幼児期に必要な算数の概念と礼儀作法」の話をしました。
算数では,「指折り数える」ことを幼稚園の先生もご指導されていますが,この中に「習慣は第二の天性」という大事な要素が含まれていることを話しましました。
実際に指を折ってもらい,先生方が会得している「第二の天性」を体感していただきました。
かなり,高いレベルで納得をしてくださっていました。

こういう「第二の天性」が連続的に起こっているのが算数なのです。
そういう大きな流れのところまではお話ししたかったのですが,それには具体をもっと出さないとならず,とてもそこまでは語れませんでした。「第二の天性」というのは,見方を変えると「否定の否定」となります。
また,算数の力の分かれ目は,「数詞・数唱・物」の3つを同時に示せるかどうかにかかっていることを話しました。
この考え方は,算数ソフトという新しい教材の出現により,かなり明確になったところです。

途中から,作法の話をしました。
割り箸を使って,箸の取り方・置き方をやったら,9割ぐらいの先生がきちんとできていて,こちらがびっくりしました。
幼稚園の先生は,基本的作法の達人集団と感じた次第です。
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壇上から先生方を見ていて,さすがだなぁと思ったのは,メモをどんどんとっていることでした。
後で,古城校長先生に聞いたら,エプロンのポケットにはメモ帳が入っていて,そこに随時メモをとるのが,大分の幼稚園の先生方なのだそうです。
平素のメモ力が,こういう場でも自然と出ているのだそうで,この気風に脱帽しました。
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是永先生が,車に温泉グッズを入れていると言っていたのが印象的で,当日の控え室でそんなことを話したら,「私も入れている」と言われ,これまた驚きました。
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工藤先生から聞いた「しんけん」という大分方言。「しんけん雨が降っている」と使います。「たくさん」と意味だそうで,それを公演中に話を交えたら,「そうです」という雰囲気になりました。「しんけん驚きました」となりました。

 

大分県の夏期講習会で話してきます

火曜日に大分県の幼稚園の先生方の研修会があり,そこでお話をしてきます。
「県幼会夏期講習会」と呼ばれている研修会で,県内の国公立幼稚園の先生方を中心に100名以上が集まります。
私の演題は,「幼児期に必要な算数の概念と礼儀作法」です。
演題通り,算数から入り,作法で終わる予定です。

今日は,その準備をしていました。
算数では算数ソフトを使います。
作法では,割り箸を使う予定です。

当日,私はステージの上で話すそうです。
得意の机間巡視ができません。
スクーのように,淡々と話し進める感じになりそうです。
材料がそろっていると,淡々と話しても,机間巡視をしても,どっちでも楽しい雰囲気になります。
夏の暑さを吹き飛ばす,講習会になればと願っています。
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スクーですが,「横山験也の算数の授業 第2回」に,「受けたい!」をクリックした方が,42名になっています。
ありがたいです。
1回目もなかなか面白かったですが,2回目もかなり良い感じになると思っています。
27日(日)の午後11時,お時間のある先生,ネットでご覧ください。無料です。

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b8360_200話は変わりますが,宇佐美寛先生の『私の作文教育』がアマゾンですごいです。
今見たら,1365位でした。
表紙もすごいですが,中身はもっとすごいです。

宇佐美先生の『私の作文教育』が,御茶ノ水駅近くにある「日本製紙グループ お茶の水ペーパーギャラリー」に展示されました。
夏休み中に,行ってみたいと思っています。

『私の作文教育』,8月2日の『道徳のチカラ』のイベントでも販売になる予定です。

この夏は,宇佐美先生と共に熱くなりそうです!
まだの先生,是非お読みください。

びっくり! 全単元,全員100点がでました!!

3年生のTTを担当している,A先生からびっくりニュースが届きました。
市販テストの算数,1学期,「全単元,全員100点!」だったそうです。
この先生,20代の先生です。
20代でも算数ソフトを使いこなすと,こういうことも起こりえるのですね。

こういうすばらしい成果でてくると,その次には,「A式_指導法」を知りたいと思う人が出てきます。
A先生の通りにはできませんが,大筋のやり方がわかれば,どの子も90点はとれるよね,というぐらいの指導法だったら,知りたくなりますよね。

算数ソフトをこう使えば,誰でも簡単に学力をアップできる!
そんな指導法が誕生すると,その先は,ミラクルな世界へとつながります。
A先生は,きっと,このミラクルな世界までいっしょに突き進むのかもしれないと思っています。

ところで,A先生。8月2日(土),広島の福山市で「第22学 教師力向上セミナー」に参加します。
こくちーずには,申し込みした人が3名とでています。
3人中の1人が,A先生だったのです。
この熱意!実に,感動的です。
広島の夜,A先生にミラクルな世界をちょっと語ろうかと思います。

算数ソフトを使って,成果を上げている先生。
もし,広島が近ければ,ぜひセミナーにお越しください。
そうして,先生の成果や,ソフトの指導法を聴かせてください。
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この頃,算数ソフトに関連した嬉しいプロジェクトが続々と企画されています。
それが大きな流れになったら,その嬉しい影響が,「ICT算数研究会」や「事前学習法研究会」に波及していくものと思っています。

久埜百合先生と,この夏に会います

この夏,ちょっと嬉しい交流があります。

児童英語の巨匠,久埜百合先生とお会いして,あれこれお話することになったのです。
まだ,日取りは決まっていませんが,大御所とお会いできるのですから,ありがたいです。

久埜先生とは,現役の終わり頃に知り合いました。
当時,小学校にコンピュータルームが設置され,私はその主任をしていました。
役割上,いろいろなソフトを見ましたが,そんな中に,面白くてなるほどと思える英語のソフトがありました。
どんな先生が作っているのかとパッケージを見たら,そこにお写真付きで写っていたのが久埜先生です。
「この先生は,子どもを導くプロだな」と思い,一度,会ってみたいと思っていました。
そうしたら,そのソフトメーカーのA氏が,「私,知っていますよ。久埜先生のご自宅のメール設定をしました」というのです。
それなら・・・ということで,交流が始まりました。
その後,NHK教育のえいごリアンやでき学セミナーなどで交流させていただき,それからしばらく,ご無沙汰をしていました。

再び,A氏が久埜先生とのセッティングをしてくれ,この夏にお会いできることになりました。
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現役最後の頃のコンピュータといえば,外せないのがNECインターチャネル社です。
あの『ケンチャコ大冒険』を企画した会社です。
もう,この会社はありませんが,当時,社員だったO氏が,私の家から車で30分ぐらいの所に住んでいます。
さくら社を設立した頃から,時々,お会いしていました。
その流れで,O氏と元同僚の方と一緒に一献傾けましょうということになりました。
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ケンチャコといえば,昨日の会議で私の前に座っていた若者が,ケンチャコOBでした。
慶応大学のマスターを出て,今,勤めている会社のシステム構築を担当しています。

退職前のコンピュータ関連が,この夏,華やかに咲いている感じです。

明治時代のそろばんを買いました

b8341掘り出し物があり,神田の古本屋へ行きました。
古本屋といっても,お店を開いてはいません。
普段は事務所なので,電話をしてから行くのがお約束になっています。
その古本屋に,明治7年のそろばんが入荷したので,それを見に行きました。

古本屋に入って,「以前,~~を購入した,横山です。その節は・・・」とご挨拶をしたら,覚えていてくれて,しばし,楽しく歓談しました。
目的のそろばんは,机の上に準備してくれていたので,すぐに拝見できました。

そろばんの入れ物が,箱でなく,紙袋でした。
箱に入ったそろばんは,時々,見かけます。
でも,紙のケースは始めてみました。
箱は残りやすいですが,紙は残りにくいのです。
これで,ポイントアップ!

ケースには,堂々たる筆運びで「関流」と記されています。
落書きもいっぱいありますが,これもポイントアップ!
関流は,江戸時代の和算の最大流派で,西洋の数学を一部超えるほどにまで発展した,日本の誇れる数学団体です。

中からそろばんを出すと,そろばんの材質がイマイチです。
もう少し良い材質を使ってほしいと思いましたが,イマイチの材質と言うことは,実用本位のそろばんだったということになります。そうは思いましたが,ちょっと減点です。
でも,よく考えると,私には木の材質を見る力がありません。何となく,イマイチと思っただけで,実際にはいい材質なのかもしれません。まあ,どちらでもいいですが・・・。

梁は見事です。書かれている文字が欠けることなく全部そろっていました。
ポイントアップです。

さらに,側面をよくよく見ると,そこに,かすれつつも「関氏」と墨で書かれています。
ポイントアップです。
これで,入れ物とそろばんが一致しました。

この手の物が次に私の目に触れるのは,ずいぶん先になるだろうと,そういうポイントもかさみ,購入することにしました。
いつものように,「お値引きしていただけますでしょうか」とお願いし,購入しました。
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b8342帰りの電車で,『中国の数学』を読みつつ,楽しい気分になりました。そろばんについて書いてあるところを,偶然,読み進めたからです。
『中国の数学』は,家のどこかにあるはずなのですが,見つからず,改めて購入しました。
きっと何年かしたら,本棚に2冊並ぶと思います。

奥田先生の名言「ソフトの画面は記憶に残る」

b8343中学の奥田先生が数学のソフトを使って授業をされています。
その様子を教えていただきました。
それによると,先日行った授業では,授業の前半20分間で数学ソフトを見せたそうです。
そうしたら,予定していた授業の90%がすんでしまったそうです。
しかも,ソフトの操作は生徒に任せるという,とっても簡単な方法です。
使うタイミングを2回指示した他は,スムーズに進んだそうです。

右の画面が,奥田先生が使ったソフトです。
教えるのに,ちょっとややこしいところです。
そんなところなのですが,奥田学級では快適に学習が進みました。
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ソフト活用の名人,奥田先生の名言があります。
「ソフトの画面は記憶に残る」
この名言の背景をお話しします。
教材研究中に,不思議な現象に奥田先生は気がつきました。

A。教科書を先に見てから,ソフトを見る。
結果:ソフトを見ているときに,教科書の内容は思い出せない。

B。ソフトを見てから,教科書見る。
結果:教科書を見ているときに,ソフト画面が頭に浮かんでくる。

これが,「ソフトの画面は記憶に残る」の名言となりました。

今,「事前学習法」が盛り上がっています。
算数では,奥田先生のBタイプで授業をしたら,高いレベルで算数の内容が頭に残ることになります。
「事前学習法」の研究にも,奥田先生の成果は重要な働きをしてくれます。
実に,ありがたいです。

奥田先生は,授業で使ったプリントをネットにアップしてくれています。
関心のある先生,是非,ご覧ください。
ttp://www.geocities.jp/y_okkuu/2014/0715-3.pdf

また,コメントの入ったものは,↓にアップされています。
http://www.geocities.jp/y_okkuu/2008/teian/132.html
こちらは、20日に編集予定だそうです。