ついにアマゾンに出ました!
『教師教育』(さくら社)
教師教育ネットワークの上條晴夫先生の責任編集です。
執筆陣は実に豪華です。
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福山憲市先生, 山田洋一先生,
横藤雅人先生, 甲斐崎博史先生,
菊池省三先生, 石川晋先生,
寺崎賢一先生, 野口芳宏先生,
ちょんせいこ先生,藤川大祐先生,
渡部淳先生, 関田一彦先生,
松木健一先生, 藤岡完治先生,
石井英真先生, 武田信子先生,
秋田喜代美先生, 久冨善之先生,
藤原顕先生, 西條剛央先生,
松田悠介先生, 桐田敬介先生,
吉國陽一先生, 一柳智紀先生,
坂本篤史先生, 後藤武俊先生,
村井尚子先生, 山辺恵理子先生,
木村優先生, 渋江かさね先生,
野口晃菜先生, 福地健太郎先生。
話題の先生,新進気鋭の先生,大御所の先生がずらりそろい踏みです。
本の中は3つの章で構成されています。
第1章 教師教育の見取り図
第2章 教師教育の論点20
第3章 教師教育者が知っておくべき世界の教育研究者10人
初任者指導をされている先生。
管理職の先生。
自治体の教育センターの先生。
教員養成の大学の先生。
教師を育てる役割にかかわっているすべての方に,読んでいただきたい1冊です。
『教師教育』の発売日は1月26日です。
楽しみです。
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明日は松戸市の寒風台小学校へ行きますが,そこで話すのは,「価値ある選択」「せいの教育」の当たりになりそうです。
初めてこの話を聞く先生が多いと思いますので,しっかりとお話をしたいと思っています。
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冬に作法の話を頼まれると,ふっと,「オーバー・コート」の話をしたくなります。
ですが,時間の都合などもあり,話さずに終わることがあります。
オーバーやコートを日本語では,「がいとう」と言います。
漢字で書くと,「外套」です。
私は,この漢字が大好きで,実に良くできていると感心しています。
どうしてでしょう。
よくよく漢字を見ていただけますか。
外套は,「外・大・長」で構成されています。
「外,大きい,長い」です。
何とはなく,「外で着る,大きくて長い服」ととらえることができます。
ところで,教室は外でしょうか。内でしょうか。
誰しもが内と理解しています。
室内では着ないのが基本だと言うことが,この漢字を見ることで,しっかりと伝わってきますね。
教室の中でオーバーは着ないんですよ!!
こんな風に声を上げていた昔が,恥ずかしいです。
理屈のない「ああしろ」「こうしろ」は,調教に等しいです。
ささやかでも,何かしら理由があると,人間的な指導となりますね。
外套も,「価値ある意味づけ」の一つです。
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明後日の水曜日は,千葉県松戸市の寒風台小学校へ行きます。
千教研の学級経営部会があり,そこで授業を参観し,協議会で30分ほどお話をしてきます。
松戸市には,昨年度・本年度と金ヶ作小学校での校内研講師でお世話になりました。
御縁をありがたく思っています。
来年度は三重県の小学校から校内研講師のお話をいただいています。
野口先生の「他律的自律」の心得でしっかりと務めたいと思っています。
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御縁があり,東京の杉並区の教育委員会が協力している『なみすく』という教育情報誌から取材を受ける事になりました。
この御縁,元をたどると野口先生の御自宅で開催されている流し素麺野口塾です。
流し素麺に,「なみすく」を編集している赤池さんが参加され,そこで面識を持ちました。
その後,新学社の品川さんからいただいた「モトコドモ」の集まりでの御縁が重なり,取材となりました。
先だって,その取材がありました。
ありがたかったのは,質問事項を予めいただけたことです。
テーマは「親子で希望の持てる新学期に」です。
それに即した12の質問事項をいただきました。
ひとつひとつ,奥の深い内容でした。
そこに赤で書き込みをし,また,あると便利そうな資料も一つ用意し,取材に望みました。
お陰様で話は円滑に進みました。
事前学習法を若い先生方と進めていますが,今回の取材でも「事前の質問項目」が「事中の話し合い」を濃いものにしてくれました。
事前は,大事です。
藪田東京代表が事前学習法に関わるありがたい格言を見つけてくれています。
「成功の秘訣は何よりもまず準備をすること(ヘンリーフォード)」
その通りと痛感します。
良い流れの取材を受けることができ,私自身,とても良い勉強ができた次第です。
私の話は3月に配布される『なみすく』に掲載されるそうです。
杉並区にお住まいの皆さん,お子さんを通じて,学校から配布されましたら,ぜひお読みになって下さい。
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野口塾IN木更津で,「卒業式の作法 儀式とは何か」のお話をしてきました。
その時のレジュメが右です。
今回,新しくお話ししたのは,「3の儀式とは何か」です。
入学式・卒業式・始業式・終業式。
林間学校などでは,開校式・閉校式などがあります。
こういう儀式とはいったい何なのでしょう。
これは「奉告」です。
たてまつりつつご報告することで,神様への感謝です。
「6年生全員が無事に卒業できましたよ」と神様へお知らせすることです。
子供達は卒業の喜びを親や先生へ謹んでお知らせしますが,先生はその喜びを誰に伝えるのでしょう。
これを「俺の力で卒業できるようにしてやった」と自分が感謝されるべきと思うと,思い上がりになります。
そういった思い上がりそうになる心も,神様に伝えると思うことで消えていきます。
6年生全員が無事に卒業できるこの日を迎えられるのは,教える営みをした先生方の力もありますが,それだけでなしえられたとはとても思えません。
神様に奉告することで,人為を超えた大きな力にも守られていたのだと,深い感謝を感じる心がでてくるのです。
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この日の野口塾では,木更津技法研の若い先生方3名がミニ講座を行いました。
その中の一人,辻雄一朗先生と記念撮影をしました。
辻先生が手にしているのは,『明治人の作法』です。
サインした言葉は「人の人たるゆえんは礼儀にあり(礼記)」です。
今年も野口先生のお話をたくさん拝聴して,少しでも修養を深められたらと願っています。
事前学習法を学んでいる先生から,よく聞くのは,次の言葉です。
事前学習法+SANSUソフト=非常に効果的
6年生の「場合の数」で,山崎敏哉先生が「事前学習法+SANSUソフト」で授業をしました。
まずは,場合の数の4つのソフトを子供達にやらせました。
その時間,20分ちょっと。
それから,教科書に入り1時間目が終了です。
今日は,2時間目が終わりました。
山崎先生の受け持っているクラスは,習熟度別の下位のグループです。
「できない」「分からない」という子が出てきてもおかしくありません。
しかし,全員が教科書の内容を理解し,表に書くことができたのです。
まさに,快挙です。
1,ソフトで,事前に算数の体験量を重ねることで,イメージがしっかり持てる。
2,把握したイメージがあるので,教科書の問題が理解でき,スムースに解ける。
若い先生が,こういうポイントを把握し,成果をあげています。
実に,すばらしいことです。
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昨年,東京で開催された第2回事前学習法セミナーで藪田代表がお話下さった一節が右です。
◆誰でも簡単に子供たちに力をつけることができる指導法
◆誰もが小さな研究者として実践できる指導法
◆意識して行えば教師・児童・授業が変わってくる指導
このセミナーに参加し,フェイスブックの「事前学習法研究会」のメンバーに入った神奈川県の濱田和彦先生から,事前学習法についての実践報告が届きました。
その結語は2つ。
1,事前学習法は,子供とぶつからない指導である。
2,事前学習法は,子供を叱らずにすむ指導である。
球技大会に向けて,事前に学年全体でオリエンテーションをし,多少くどいぐらいに子供達に話したそうです。
それから実際の練習が始まったのですが,活動中に叱ることが激減したそうです。
同時に,子供達との関係も良好となっています。
もちろん,気になる子供の行為も目に付くのですが,「それは,オリエンテーションで確認したよね」の言葉かけですんでいます。
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濱田先生は若い先生です。
ですが,事前に十分な確認の時間をとりました。
熟練の味に近い指導ですね。
球技大会は今月末の開催です。
球技に燃えつつ,子供達の心が育っていくことを願っています。
事前学習法セミナーは今年も大阪・東京でセミナーを開催します!
日程が発表になるのはまだ先ですが,どうぞ,ご期待下さい。
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