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「花」を丸岡先生,紀先生と

b8063喫茶店で丸岡先生,紀先生とお会いしたとき,お二人は宮崎で開催されていた野口先生との合宿に参加していたことを話してくれました。
その時の印刷物を一枚,丸岡先生がカバンから取り出しました。
そこには,3年生の教科書に出ている「花」が記されていました。
そうして,野口先生から教わったことを話してくれました。

情景が描かれている詩は,まず「どう映像化するか」が大事です。この映像化がしっかりできれば,問いはそれほど悩まずとも決めることができます。

学生の頃の私は,小説を読んでも頭に光景が浮かんできませんでした。
友達が「次々浮かぶ」と言った言葉が,何も浮かばない私には衝撃でした。
それからは,少しずつ光景を映像化するようにして読むようにしたのですが,そういう読み方が良いのかどうかもよく分からずにいました。
先日,『日本語の学校』を読み,「ああ,やっていたことは良かったのだ」とホッとしました。40年も経ってからスッキリすることもあるのですね。

そんなことがあって,思いつくままに「花」を映像化してみました。
それを口にしていたら,丸岡先生も紀先生もたいそう驚いていました。
「野口先生の鑑賞指導の素材研究=映像化」というような話となって落ち着きました。

家に帰り「花」を調べました。
私の映像化は具体レベルでの違いがありましたが,映像化していった方向は実に正しいことが分かりました。良い感じでした。
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青柳さんと清水さん

平先生の会で,コーヒーの焙煎・販売をされている青柳さんと歓談しました。
「サスティナブルコーヒー」ということをこの時始めて知りました。
自然環境や労働環境に配慮しながら作っているコーヒーとのことです。
青柳さんは,「Aoyagi Coffee Factory」の代表です。
コーヒーの会社に勤めていたのですが,2年前に独立をされたそうです。
会のスピーチでも話したのですが,「独立」というのは独り立ちという意味もありますが,「独自の立ち位置」を持つことなのです。サスティナブルコーヒーに自らの位置をセットした青柳代表。いいですね。

にっしんあさだ整骨院」の清水院長さんとも歓談しました。
私が腰痛になりやすく・・・と話をすると,「立っていることが多いですか,座っていることが多いですか」と質問されました。「座り仕事が多い」と答えると,歩くことがとても体に良く,また,動かないで立っているときには,両足を肩幅ぐらいに開き,足先を外に向けて立つと良いことを教えてくれました。
びっくりです。まるで清水院長さんの整骨院に通院したかのような気持ちになりました。
親身になって話をしてくれる頼もしい先生です。

「両足を肩幅に開き,足先を外に開く」
この姿勢で思い出すのは,柔道の嘉納治五郎です。
明治末期に文部省が作法教授要項をどうつくっていくか,会議を何度も開きました。
その時の委員の中に嘉納治五郎がいて,嘉納治五郎はこの姿勢を気を付けの姿勢として推奨していました。
上体が左右に揺れない不動の姿勢だからです。
この立ち方を私は密かに「嘉納立ち」と呼んでいます。
嘉納立ちは立腰と共通しています。
前後左右のバランスを良くした姿勢なのです。
駅などで電車をジッと待っているときなど,嘉納立ちはなかなかいいですよ。
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平光雄先生の『究極の説得力』青柳さんや清水さんと出会えたのも,平先生のおかげです。
平先生の記された『究極の説得力』,ぜひ,お読みください。
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平先生の教師卒業感謝の会

b8064平先生からお招きを頂き,平先生の「教師卒業感謝の会」に参加してきました。この春,御退職をされたので,それを祝う会です。
普通は教わった人たちが謝恩会を開くのですが,この会は平先生が開いています。なんとも不思議な感じがしましたが,お招きしたい方をしっかりお招きできるので,参加してなるほどと思いました。

少し早く会場に着いたので,喫茶店で休んでいたら,大阪の丸岡先生,紀先生と出会いました。そこに,スキーの選手だった角皆氏がご夫妻でやってこられ,前夜祭ならぬ,前時会を開いた感じになりました。

会は前半が祝辞,後半が出し物を中心としたパーティで実に充実した会でした。
会場に入ると,私の席が決まっていて,左隣がポプラ社の小原氏,右隣が致知出版の川久保氏でした。
平先生の本を出しているところが共通項で,席に着くや,楽しくご挨拶ができました。
小原氏とは実に15年ぶりの再会となりました。この再会は平先生のおかげです。
左隣の更にその左には愛知県卸協の代表理事,谷口氏です。さくら社として大変お世話になっている方です。日頃の御礼を申し上げました。
この4名は祝辞を述べることになっていたので,すぐに壇上へと上がることになりました。
皆さん,平先生とのすばらしいあれこれをお話をしてくださいました。
私は「ご恩返しの“恩”」の話をしつつ,平先生とのことをお話しして,祝辞とさせていただきました。
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学参イタリック体のフォント

b8065モリサワフォントの学参イタリック体を購入しました。
エックスの字形がいいですよね。
「ヒュイ,ヒュイ」と書く,あの雰囲気が実に良く表現されています。

この学参のイタリック体は太さが,10,20,30,40,50,60と6種類あります。
右はその一番太い60です。
画面に1問ずつドーンと映し出すときには,このぐらいの太さがあるとメリハリも立ち,良いのかなと思っています。

退職して,算数ソフトを作るようになって気を遣ったのはフォントです。
何しろ,商用としてソフトを開発しているので,数千円で売っているようなフォントは全部使えません。
少ししか入っていないのに,何万円もするフォントを購入して使います。
そうでないと,フォントの著作権侵害が発生するからです。

そのフォントが数年前からクラウド化され,年間契約タイプになりました。
そこで,モリサワフォントとイワタフォントの両方で契約をしました。
そうしたら,フォント数が多すぎて,逆に使いたいフォントまでたどり着くのに時間がかかるようになってしまいました。
そこで,あまり使っていなかったモリサワフォントの方を,単品で購入するようにしました。
お陰様で,フォント数が半減し,目的のフォントがすぐに見つかるようになりました。
何事も,過ぎたるは・・・です。

それにしても,こうしてフォント一筋に作り続けて下るメーカーさんがあることに,感謝せずにはいられません。
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円の面積ソフトは16本!

b80666年生の円の面積。
円を分割して「平行四辺形」に変形していくソフトを,ビッグサイトのVERSION2ブースで展開しました。
8分割から120分割,200分割と楽しく見ていくと,円の面積を求める公式が,どうして「半径×半径×3.14」なのか次第に分かってきます。

このように分割して変形するやり方は,「平行四辺形」の他にもあります。算数ソフトでは「三角形」に変形していくタイプも入っています。
これも面白いです。

平行四辺形タイプでしっかり勉強したら,三角形タイプでも考えてみると,一層,「ああ,なるほど!」となります。

また,円の面積を求める問題もソフトに入っています。
右にその中の2つ示していますが,色のついた部分の面積をどうやって求めるかが,たちどころに分かります。
基本的な考え方は
1,等分割されている
2,重なっている
3,回転している
この3つです。

これらの学習で大事なことは,「分解」「重なる」「回転」の現象を動きで見るようにすることです。
すると,右の下から2番目の問題は,黄緑の円の上に,白い正方形が重なっているとすぐに分かります。
こういう「重なっている」という視点を持つことが,円の応用問題を
解き明かしていく力になるのです。

繰り返し見て,ばっちり理解すると,他の面積の問題へも興味を持って取り組めます。ほぼ,パズルを解く感覚になるからです。
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塚田先生から,嬉しいメールを頂きました。
何回も映像で焼き付けられたので、円の面積の計算公式をすぐに覚えてしまいました。
楽しかったのだと思います。
だから,何度でも見たくなり,気がついたら目に焼き付いて,そうして公式マスターです!!
良いですよね。こういう勉強。
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6年の円の面積のソフトには,16本もソフトが入っています。
授業でバリバリに使えますね!!
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ビッグサイト,VERSION2さんのブースで!

b8067ビッグサイトでわすれたカメラ。
VERSION2さんの皆さんが保管しておいてくださっていました。ありがたいです。
たくさんの人がブースに来ています。その中の忘れ物。
それを持ち主の手に戻るようにと心配りをしてくださるVERSION2さんに感謝です。

お陰様で,ブースで撮影した写真を取り出すことができました。
VERSION2さんのブースは,ご覧のように緑を基調としています。伺ったら,会社も緑を基調としているそうです。
そこに80インチのモニター。大きいですね。
このぐらいあると,授業も快適ですね。

「円の面積の求め方」を考える場面で使えるソフトを映し出しました。
ソフトも快適に動きます。
このソフト,円の分割を8分割から200分割まで変更できます。
分割数を次第にアップしていくように何度か見ていくと,次第に,円の面積の公式が「半径×半径×3.14」になることが分かってきます。
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VERSION2さんのブースで,北海道大学の河合剛准教授の授業がありましたので,それを拝聴しました。
北大生に教えている英語の授業の話です。3つお話があり,その中の2つめは,レストランに電話して会話をテンポ良く行うという話でした。
PCの中に模擬電話があり,それを使って電話をかけると,模擬レストランにつながります。あらかじめ数百種類の会話が用意されているので,出てきた模擬店員さんは何らかの言葉掛けをしてきます。その言葉に学生はすかさず対応していきます。

この仕組み,実に面白いと思いました。出てくる言葉が少なくなれば,小学生でもこういう仕組みで英語の学習ができますね。とても良い勉強になりました。
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