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『みんな夢中になる わくわく☆ブラックボックス』初売り記念日!

「関西虎の穴 横浜セミナー」で
藤本浩行先生の『みんな夢中になる わくわく☆ブラックボックス』が初売りとなりました。
2012年1月14日。この日が初売り記念日です。

会場で実物を見ました。
大きくて,しっかりとした作りで,立派でした!
この初売りブラックボックスを,
藤本先生自ら,先生方の前で組み立て実演されました。

サイズが大型なので,会場の一番後ろからでも,問題なくはっきり見えます。
大型なので,B4の紙も使えます。
このサイズなら,自作のカードも簡単に作れます。

実際にやって見せてくれ,カードへの工夫も披露してくれました。
これまでのブラックボックスのカードは1枚ペラです。
1枚の裏表に言葉などを書くので,掲示物としては使えません。
ところが,藤本先生は,「2つ折りカード」を考案しました。
ブラックボックスで楽しんだ後,二つ折りを開きます。
すると,2つの言葉,両方が見えるので,
黒板などに掲示して使えます。
これは,画期的な発想です。

そのお値段ですが,これがリーズナブル。
定価は破格の2500円(税別)。
立派な専用学習カードがどっさり付いています。
その上さらに,実践事例集の冊子もついています。
これだけ入って,2500円ですから,かなりのお買い得です。

嬉しいのは,ブラックボックスのメーリングリストができることです。
また,webにもサイトができます。
サイトにはオリジナルカードがアップされるそうです。

セミナー会場に持ち込んだ30セットが完売しました。
藤本先生のお友達の先生はもとより,初めて参加された先生も
どんどんお買い求めくださっていました。
さい先の良い記念日になりました。

『源氏物語』を読み終えました

『源氏物語』をなんとか読み終えました。
ただ,目を通しただけ,という感じでもあります。
なにしろ,読んでいるとボーッとしてきて,
何が何だか,よく分からないのです。
ようやく,何かしら分かってきたのは,終盤でした。
目と頭が源氏物語に慣れるのに,十日もかかったことになります。

そんな読み方をしていても,
ところどころ,やっぱり面白いところがあり,勉強になりました。

当時の偉い人が移動するときには,先払いがいたのです。
江戸時代でしたら,「下にー,下にー」と言っていたあの人です。
その声も時と場合によって,変えていました。
これは,なかなか面白いと感じたところです。

船旅の最中に涙を流すのは,不吉とされていました。
水の上で水ですから,分かるような気がしました。

驚いたのは,この頃,すでに火の用心の夜回りが行われていたことです。
火事は江戸の花ですが,そもそも燃えやすい建材で家が造られているので,
昔から火の始末には気を配っていたことになります。
現代語訳でない本を買って,どういう言葉を言っていたのか,
調べてみたい気持ちにもなっています。
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不思議と感じたのは,
数がほとんど出てこないことです。
部屋がいくつあるとか,何枚の重ね着をしているとか・・・
年齢がたまに出てくるぐらいで,
紫式部にとって,数は関心所では無かったようです。
ちょっと残念な思いです。

藤本浩行先生の『ブラックボックス』が発売になります!

嬉しいお知らせです!
藤本浩行先生の『ブラックボックス』が,いよいよさくら社から発売になります。

ブラックボックスは,数学の関数を教える教具です。
考える力が付くので,授業で大活躍をする教具として, 昔から有名でした。
これが,数学に限らず,算数でも大変重宝する教具として,
1年半前の山口県のセミナーで藤本先生が実演されていました。
藤本先生のブラックボックス実演が終了すると,
若い先生方がブラックボックスの周りに集まり,
箱の仕組みや,応用できることなど,
藤本先生に熱心に質問をしていました。

授業で使いたい先生はたくさんおられるのですが,
肝心のブラックボックスは,作るのが大変なのです。
よほどの先生でないと作ろうとしません。

そこで,藤本先生は,簡単に手に入れることのできる
ブラックboxキットの研究に乗り出しました。
それがようやく形になり,いよいよ販売となったのです。

組み立て式になっているので,誰でも簡単にブラックボックスを作ることができます。
しかも,教師用の算数セットなどについている巨大カードもそのまま使えるビッグサイズです。
大きいので,教室の後ろの席の子にもよく見えます!
A4紙を折って,マジックで問題を書けば,オリジナルカードとなり,
授業に合わせた問題を出題できます。
もちろん,子ども達が作ったカードをブラックボックスで使うこともできます。
そうして,定価は2500円程度。グッと価格を抑えました。

詳しいことは,また続報を書きます。

この藤本先生のブラックボックスが,
土曜日に開催される「関西虎の穴 横浜セミナー」で初売りとなります。
算数に関心のある先生,
思考力を高める教具に関心のある先生,
ぜひ,初売りでご購入をされてはいかがでしょう。

石城郡神谷尋常高等小学校の作法の資料

お正月から,『源氏物語』を読み進めています。
読んでいるのは,筑摩書房の古典日本文学全集です。
口語訳で,上中下の3巻に収録されています。
先ほど,中巻が読み終わりました。

読んだのですが,何がどうだったのか,よく分かりません。
平安時代の素養不足が原因です。
それでも,読んでいるだけで,不思議と心地よいです。

源氏物語を読み進めつつ,別の本も読んでいました。
その一つが,右の『作法要項並に指導の実際』です。
これは,本のように見えますが,当時の先生方の手書きの資料です。

こういう「手書き」資料は,私には非常に貴重です。
思いがけない発見があるからです。

当時の挙手の形が示されています。
女学生向けに指導されていた形と同じです。
ひじを直角に曲げる,あの形です。

肘を伸ばし,すっくと手を挙げている
当時の小学生の授業風景写真も手元にあるので,
必ずしも,この手の挙げ方が,全国的だったとは思えません。
しかし,肘を曲げる手の挙げ方が小学校でも指導されていた事実があったことが
この資料から分かりました。

朝,友達を学校に誘うときの言葉も出ています。
1年生の時は「○○さん,学校へ行きませう」
これが2年生になると,変わります。
「○○さん,学校でお出でませう」

こういう言葉は,非常に貴重です。
本には一般的な言い回しが記されます。
全国に向けての販売になるので,どうしても,「普通」と思われる形に記されていきます。
しかし,この資料は,神谷尋常高等小学校の生徒さん達のために作られています。
地域限定の資料です。
ですから,出てくる言葉が実に生々しく響いてきます。

このような資料を手作りされた神谷小学校の女教員研究部の先生方に,
篤く御礼申し上げます。ありがとうございます!

新年会とスーパーホテル部

山中伸之先生,中嶋郁雄先生と千葉で新年会を開きました。
新年会の前には,いつものように簡単な勉強会です。

今回は,中嶋先生がホワイトボードの前に立ち,
「叱り方」 について,その理論を語ってくれました。
図もあり,用語もあり,とても驚きました。
いつの間に,これだけ勉強したのかと思うほどの内容でした。
圧巻だったのは,叱るというのは,どこに刺激を与えることなのか,
その説明です。見事でした。

叱ることは,誰でもしています。
誰でも,自然に叱ることができます。
でも,それをよりよい方向に叱れるかどうかの理論構築までは,
まだたどり着いている人はいないように思います。
もう少し煮詰まったところで,改めて話を聞きたいと思っています。

中嶋先生の話を聞きながら,鳩翁道話の心の論理や
南郷継正の心と体の関係論などを思い出し,
「叱り方」について,本気になって研究をしていると,
ここまでたどり着くのかと感じ入りました。
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新年会は千葉駅近くの居酒屋。
楽しい夢物語で盛り上がりました。

面白かったのは,忘年会の話題が出たことです。
新年会なのに,なぜか,年末の忘年会の話です。
気が早いにも程がありますが,
このぐらい先のことになると,
楽しさだけがどんどん膨らみ,
それが楽しいので良い気分になります。

年末には,1つの企画会議が開けたらいいなと思っていて,
その話でも盛り上がりました。
この話も順調に事が運んだら・・・,
という「タラレバの話」です。
タラレバ話なので,案外面白い話になり,
終始笑っていました。

夜は,スーパーホテル部です。
ここでも夢プランでした。
算数ソフトを使っている先生方から,
喜びの声が続々と届いています。
この嬉しい盛り上がりをそのままにしないで,
子ども達が,もっと算数の勉強をしたくなるような
そういう風にするには,どうしたらいいか。
そういう話で盛り上がりました。
考えようによっては,企画会議でした。
そのためか,この話はかなり現実味が増しています。
関連する打ち合わせを来週開くので,
年内には何か始めることになると思います。
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今回も,いつも通りに夢夢夢の世界に浸りました。
それでも,笑いながら話題にしていると,少しずつ実現していくというジンクスがあるので,
私はこういった夢物語が大好きです。
初夢にふさわしい新年会とスーパーホテル部になりました。

1年生の「100までの数」のソフト

藤木先生からfacebookでお便りを頂きました。
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さっそく明日、100までの数をやります!今、すべてのファイルを見て、感動にひたってます!楽しみ!
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ファイル(アプリ・ソフト)をPCでご覧になっただけで,「感動にひたっています」とお言葉を頂きました。
何とも,嬉しいですね。
「100までの数」のソフトを御紹介します。

『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』(さくら社)の1年の2巻には,
「20までの数」「100までの数」が収録されています。

「100までの数」には,アプルが23本収録されています。
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01 ,数えましょう/ばら/69まで(10種)
02 ,束にしましょう/99まで(12種)
03 ,束とバラで数えましょう/位取り(8種)
04 ,全部の数を答えましょう/位取り(10種)
05 ,数を読みましょう
06A,どんな数でしょう/10が~個,1が~個
06B,どんな数でしょう/~より~大きい数
06C,どんな数でしょう/99より1大きい数
07A,100までの数の順番/1~100
07B,100までの数の順番/0~100
08A,数の列
08B,数の列/数の変更可
09A,どっちが大きいでしょう
09B,ゲーム/いちばん大きい数をつかまえろ
10 ,どんな数でしょう/100より大きい数
11A,120までの数の順番/1~120
11B,120までの数の順番/0~120
12 ,ゲーム/いちばん大きい数をつかまえろ/100~120
13A,数の線/10とび・5とび/0~120
13B,数の線/テープドラッグ/0~120
14A,何十のたし算・ひき算
14B,何十何と1桁のたし算・ひき算
14C,何十何と何十のたし算・ひき算
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右の画像のアプリは,「02 ,束にしましょう/99まで(12種)」です。
全部で幾つあるか学びます。考え方は「10の束」にすることです。
10の束ができれば,簡単に数えられます。
それをこのアプリでしっかり学習できます。

クリックボタンをクリックすると,右のようにキャラがたくさん出てきます。
これを1個ずつ数えていたら,大変です。
そこで,「十」ボタン「一」ボタンを押してみます。
すると,アッと驚く無かれ, キャラが並んでくれます。

こうなると,もうすぐに数を答えられます。
10の束と,整列したバラ。
こうすることで,すぐに数が幾つなのか分かります。

有り難いのは,「?」ボタンです。
キャラが変わります。
タイトルに(12種)とあるように,
「?」ボタンをクリックすると,12種類のキャラに順次変わります。

これは,どんな物でも同様に10の束にすればOKですよ,
という勉強のために作ってあるのですが,
もう一つ,重要な学習の要素にもなっています。
それは,子ども達はキャラが変わると分かると,
どんなキャラがいるのか,全部見たくなります。
どのキャラでも1回は答えを考えるようにすると,
最低でも12問,楽しみながら学習できます。
楽しみながら,繰り返しの学習ができるようにと,「?」ボタンを作りました。

これで習得に時間のかかる子も,
12個目のキャラが登場することには,
きっと良い感じ答えられるようになります。

藤木先生のメッセージに感謝です!