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原稿執筆

  原稿を書いていました。
  『教師のチカラ』(日本標準)8号と,教材開発のメルマガの原稿です。

  メルマガの締め切りは今週半ばなので,お送りしました。
  『教師のチカラ』の締め切りはたぶん11月10日ごろなので,もう少し寝かせてから,お送りします。

  雑誌原稿など,今は締め切り前にお送りするようにしています。
  でも,若い頃は締め切りに1週間遅れることがザラにありました。有名な先生方が締め切りに遅れることを,なんだか楽しそうに話してくれるので,つい錯覚してしまったのです。「遅れることは格好良いこと!」と錯覚したのです。

  ところがある日を境に,締め切りより前に提出するようにしました。すると,今度はこれまでにない感覚が自分の中に湧いて来たのです。
      
   締め切りに遅れていた頃    : 「仕事に追われる自分」(焦りが出てくる)  
           ↓                   ↓
   締め切り前に出すようになって : 「仕事を追う自分」(晴れ晴れとしてくる)

  この変化は実に大きく,急速に忙しさが軽くなりました。
  そうして,それからは遅れることがほとんど無くなり,快調に仕事が進んでいます。

  さて,「ある日」に思ったことです。
  それは,「締め切りは約束事」と思ったのです。
  小学校の先生をしていたので,約束を破るのはちょっと格好悪いです。ましてや,日頃から一方的な約束事「宿題」を出しています。そうして,宿題を忘れた子を叱る立場です。
  お互いに「この日で!」という約束の上で成り立っている締め切り日。それを守れないようでは,宿題忘れの子以下!と情け無く思ったのです。

  それでも,人のやることです。わかっていても,遅れることはあります。その時に,自分をどうするかで,その後が少し変わってくるのだと思っています。

  

有田和正先生のフェアを見てきました!/三省堂本店

  三省堂の本店(神田神保町)に行ってきました!
  4回の教育書コーナー。
  写真の通りのコーナーがセットされていて,大変,感動いたしました。
  面陳(表紙を見せるように立てて並べる陳列の仕方)の一番左側は,『心に刻む日めくり言葉 子どもを育てるための有田和正追究』です。
  9日の土曜日に行ったので,この日めくりが9日の「書く量と質は正比例する」になっていました。4階のフロアを担当している倉田さんとお話をさせていただいたら,なんと,倉田さんが毎日めくっているのだそうです。痛く感動しました。
  有田和正先生のフェアは,9月末日まで開催されています。
  お近くの先生はもとより,東京へお越しの先生,お時間がありましたら,是非ごらんになってください。有田先生もすでにご覧になっています。皆さんも是非!
  
  嬉しいことは,続くと聞いています。
  その通りに,なりそうです。
  来年の春,教育書フェアが三省堂本店4階でも開催されます。その期間中のどこかで,有田和正先生のイベントが開催されるかもしれません。三省堂でのイベントです。しかも,本店です。夢のような世界です。開催が決定となりましたら,直ぐにお知らせいたします。

有田和正先生のフェア開催中/三省堂の本店で!

  有田和正先生のフェアが開催されています。
  場所は三省堂書店の本店です。本店は東京の神田神保町にあります。
  三省堂本店の4階,教育書コーナーです。

  大きな看板が出ています。
  「教えて!有田先生」と書かれています。その周りにある本が全部,有田和正先生の御著書です。

  有田先生フェアは,9月30日まで開催されています。
  
  このような素晴らしいフェアを三省堂さんが開催してくださったのは,8月19日に発売になったばかりの,有田先生の新刊『学級づくりの教科書』が予想を超えて売れたからだそうです。そこで,有田先生の本をもっと読んでいただこうと,今回のフェア開催となったそうです。有田先生の御著書,たくさんの先生方に読んでもらいたいです。
  コーナー全体が有田先生の本です。実に素晴らしいことです。  

  東京近郊の先生,東京へお越しの先生,お時間がありましたら,三省堂本店の4階へ是非!  

2年生「水のかさ」のソフトが1本できました!

  2年生の「水のかさ」単元のソフトです。

  クリックすると土瓶(鉄瓶かも)から,お茶が飛び出してきます。それも,小分けされた形で出てくるので,ちょっと,妙な感触があります。また,どう考えても,瓶の容量より多く出てくる感じがします。
  このような場合に,目くじらを立てるのはイマイチです。さらっと,『アラジンの土瓶』なのだと,ユーモアでとらえていくことが,心を温かくします。

  この単元では,水のように数えにくい物でも,同じ大きさの入れ物で小分けにすると,「カップに3杯」とか,「バケツで2杯」とか,数で表現できるようになることを学びます。それから,dLやLなどの単位を学びます。
  
  大事なことは,「数えられないような物でも,頭を使えば(入れ物を使えば),数えられるようになり,算数的処理(計算)ができるようになる」と,こういうことです。
  こういう考え方は,すでに長さでも学んでいます。
  水のかさで2度目になります。
  ですので,「数えられそうに無い水を数えられる様になった!」と先生が喜ぶと,鋭い子が「空気も数えられるかも!」とか,「声も数えられるかも!」とか,そんなことを言い出すかもしれません。そうしたら,それはとってもグッドです。

  このソフト,「もっと!算数」サイトにアップされています。ダウンロードして授業でご活用ください。

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  最近,福山憲市先生のグッド影響で,ハガキが私にも時々届きます。
  今日は,愛知の楠本先生から届きました。

    『学級づくりの教科書』
     毎日読んでいますl。
     日々,新たな発見があります。

  嬉しいです。
  若い先生が,日々発見をしていることが嬉しいです。
  こまめに発見した人が,少しずつ,着実に力をつけていきます。
  福山先生を見ていると,それがよくわかります。
  

中嶋先生の『そのクラス,うまい教師はこう動かす!』

  大の親友の中嶋郁雄先生の新刊『そのクラス,うまい教師はこう動かす!』(学陽書房)です。

この本の中に「しつけ三原則」が出ています。

  「ハイという返事」
   「あいさつ」
   「履き物をそろえる」

この3原則,良いですね。
章立てです。

第1章 子どもがついてくる! クラスを統率する教師の力
第2章 クラスが必ずまとまる! 子ども集団を動かす成功術
第3章 困った子も素直になる! 問題行動を防ぐ指導
第4章 クラス運営が楽になる! 保護者との関係づくり

いいですね。若い先生には是非読んで欲しい本です。

仕事の関係でアントニオ猪木系のプロレスを先日見てきました。
そのせいか,やっぱり,先生に「元気があれば何でもできる!」と,この本からも思いました。
「1・2・3・ダー!」

蔵満先生の『奄美食(うまいもの)紀行』

  鹿児島の蔵満先生の本です。
  10年ほど前から,ホームページやメルマガで大変有名な先生です。昨年の冬に鹿児島のイベントで初めてお会いして,この夏にまたお会いできました。

  教師でありながら,『奄美食紀行』(南方新社)というエッセイ的な民俗学的な本を書いています。たいしたものです。
  
  本の中程に,「ミキ五種を飲む」の章があります。ここに,響いてくる一言を見つけました。

「名刺の肩書きにミキ評論家を付け加えることが目下の目標だ」  
  
  これです。
  これが専門家への道です。

  実際にお会いしてお話を伺ったら,次から次へと奄美のお話が出てきます。お話をしたお店が鹿児島中央駅から少し行ったところの,奄美のお店でしたので,食材を見ながら,どんどん話が進んでいきます。
  「通」は違うと思った次第です。

  蔵満先生から伺った話を,もっと濃くしたのが,この本です。

  もう一つ,私が気に入ったところをお話しします。  
  大正14年生まれのミチヨさんの談話に,私のアンテナが反応しました。
  「昔は正月にパンツとズボンを買い換えたよ。普段はなかなか買えないからね」

  すぐに思ったのが,「明治政府の影響」です。
  明治になってから,奄美にも日本の政府の影響が強く出始めました。それまでは,独自の文化でのんびりと時を刻んでいたのですが,明治政府は隅々まで中央の考えを広めていきました。その役割を大きく担った一つが,小学校です。
  当時のお正月は祝日なのですが,「登校日」でした。祝日というのは,「国のお祝いをする日」です(祭日は「国のお祭りをする日」です)。登校して,御真影を仰ぎ,教育勅語をきいて,帰ります。校長先生が訓辞に似た印刷物を作り,それを配布する小学校もありました。
  お正月で,さらに登校日。しかも,天皇陛下の御真影や勅語です。「はれ」の日です。この日にに新しい服を着ていくのが習いだったので,ミチヨさんの家でも正月に新しいズボンに換えたのだと思います。
  
  民俗学的な面白さがこの本にはまぶされています。そこを見つけたので,私には貴重な本となりました。