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映画『孔子の教え』の映画館で,日めくり『教室論語』が発売されます!

12日に,映画『孔子の教え』が封切られます。
この映画の試写会が,
衆議院第一議員会館 多目的ホールで行われたそうです。
その場に, 孔子の75代目の子孫,
孔健氏も登壇しスピーチしたそうです。

孔子といえば,「論語」です。
私も論語は好きで,PCのディスプレイの上に,
『子どものための教室論語』(さくら社)を置いて,
毎日見ています。
心に刻む日めくり言葉 子どものための教室論語
書棚には,吉川幸次郎先生の『論語 上』『論語 下』(朝日選書)があり,時々開いています。

そうして,映画『孔子の教え』です。
封切りはシネスイッチ銀座。
シネスイッチ銀座の館内に,
『子どものための教室論語』が並び,
販売されることになりました。

映画館で,日めくり『教室論語』が販売になります。
とても,嬉しいです。
日めくりの『教室論語』は,
教室に置いていただいて,
子ども達が見て,
論語の素晴らしい教えを
自然会得してもらえたらと思い,
作った作品です。

映画を見て,感動して,
日めくり『教室論語』を
ご家庭のちょっとしたところに置きたいな・・・
と思ってもらえたら,
とても嬉しいです!

宇佐美寛先生の『教育哲学』

  非常に勉強になりました。
  この9月に発売になったばかりの宇佐美寛先生の新刊『教育哲学』(東信堂)です。

  この本を読むと,思想と哲学の違いがようく分かります。どう違うかは,『教育哲学』をお読みください。読めば分かります。

  「3回の繰り返しの論理」「なぜ,3回か」「理解とは,関係の関係の把握である」といった,論理を構築していくことが哲学なのだと分かった次第です。
  ですので,私は今の仕事をどんどん進めていればいいのです。目指す方向は,算数教育の前進。その成果として哲学ともなるのです。
  宇佐美先生に感謝しつつ,読み終えました。後日,再読したいです。
  
  算数ソフト関係で,12月に北海道に行くことにしました。渥美先生のクラスを見学してきます。それから,渥美先生のお話を拝聴します。非常に楽しみです。

 

  
  
  
  
  

堀 祐嗣先生の本

中学の堀 祐嗣先生の『生徒指導10の原理 100の原則』(学事出版)です。
面白かったのは,「事実を確認する10の原則」です。ここをしっかり読んだ先生には,その先の教師生活で「吉」が出てくると感じています。
次が「現場に対応する10の原則」です。これもなるほどの連続でした。

堀先生は,大学の先生になるのでしょうか。そんな気分にさせてくれる本です。
小学校の先生から大学の先生へと進まれる先生が最近増えてきました。そういう道も10年先の自分の人生にアリかも!と思う先生は,堀先生のこの本ぐらいガンガンに書ける力をつけてほしいです。
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中村健一先生の本

面白いこととためになることがたくさん書いてある良い本です。
子ども達との接し方はもとより,保護者との対応の仕方も,何が大事なのかわかりやすく書かれています。

中村先生といえば,楽しい実践の宝庫の先生なのですが,この本からは,しっかりとした考えをお持ちだと言うことが,伝わってきます。
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『現代教育科学』の10月号の宇佐美先生の御論文を拝読。勉強になります。

『自助論』スマイルズ

大手企業の役員さんと打ち合わせをした時に,その役員さんが話題提供として紹介してくれたのが,この『自助論』です。

この本,今,役員さんの会社でブームになっているのだそうです。

竹内均さんの後書きまで読み進んだら,この本は,福沢諭吉の『学問のすすめ』と並んで,明治時代の青年に読まれた本なのだとわかりました。
『学問のすすめ』はかなり感動的に読みました。明治維新になり,なぜ勉強しなければいけないのかが,しっかりと書かれています。自覚してかかるべき事なので,『学問のすすめ』はお薦めです。

『自助論』は事例が西洋の人のお話で,ピンと来づらいのですが,冒頭の「天は自ら助くる者を助く」はズシンと響きます。自分がしっかりすることなのです。

途中,フランシスコザビエルが出てきます。期待して読みました。インドへ行き熱心に布教した様子が書かれています。次が日本だ!と感動の準備をしつつ読み進めたら,いきなり中国になってしまいました。間の日本での布教活動は,西洋では話題性が低かったのかと,ちょっとがっかりしました。

若い人は,この本に書いてあるような崇高な精神を持つことです。
私もまだまだ前進しようと思いました。
良い本です。

『明治大正見聞史』は面白いです!

  涼しくて,とても快調な一日でした。
  
  夜,一段落ついたので,途中まで読み進めていた本を読みました。
  『明治大正見聞史』(生方俊郎,中公文庫)です。
  小説のような脚色が少ないので,私には,こういう本はありがたいです。
 
  オールバックの髪型が大正8年に,若者から流行し始めたことを知り,今,その髪型をしている山中先生と自分が,妙に滑稽に感じられました。

  「二十世紀」という言葉が,老人を凹ませ,若者を扇動する言葉になっていたそうです。
  21世紀になった今も,老人を凹ませ,若者を活気づける新しい言葉が次々と誕生しています。私もきっと凹まされているのだと思いますが,そういう自覚がありません。これこそが,きっと老化なのでしょう。

  軍人がやたらと持てていたこと。
  学校で発火演習が行われていたこと。
  旧式とはいえ,鉄砲を持ったので,嬉しくて重さも苦にならなかったこと。
  こういう所は,とても良い勉強になりました。

  また,軍人上がりの体操教師の教え方がちょこっと載っていました。
  「今教官が師範を示す」と言って体操の型を教え,
  「要領よくやれ」と付け加えた。
  これは,グッドです。
  まずは,「やってみせる」からのスタート。基本中の基本ですね。
  その先を,細々としないで,「要領よくやれ」というのも,面白いです。どんな体操だったのかは,当時の本が教えてくれていますが,見よう見まねでできるところまでは,こういう指導も良いですね。細かい指導は,大筋ができてからなんでしょうね。

  この本は,随所に面白いことが載っています。実際の出来事が,しっかり詳しく書かれているので,世代が後の私にも大きな感動を与えてくれました。

  こういう体験的な本を読むと,蔵満先生の『奄美食紀行』が頭をよぎります。
  蔵満先生のこの本も,きっと,奄美を調べようとする数十年後の人に,今以上にさらに価値のある本になると思っています。