Category Archives: 事前学習法研究

「事前学習法説明会in愛知」を楠本先生と!

b8305四日市の小学校へおじゃまして,算数ソフトの話をしてきました。
1年生から6年生まで,順に算数ソフトを紹介しました。
一つ一つのソフトに,先生方がとっても驚いてくださいました。
デジタル教科書も使っている小学校ですので,PCを使った授業に慣れています。
その先生方が見て,驚かれたのですから,私はとっても感動しつつ,お話しさせていただきました。

ソフトの話に入る前に,姿勢の話をしました。
こちらは,大爆笑でした。
それなのに,先生方は見事な姿勢で座ってくださっていました。
話した私もびっくりです。
途中,「女学校の手の挙げ方」を自然にされている先生がいて,妙に嬉しい気持ちになりました。
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その帰り,名古屋で「事前学習法説明会in愛知」を開催しました。
楠本先生とです。
近くの喫茶店で,1時間半ほど,楽しく語らいました。

事前学習法の話を聞いて,これは無理だなと思ったら,無かったことにして,
これは行けると思ったら,一緒に進みましょう,ということで,話を進めました。

事前学習法の最大のポイントは,「学力差を縮めてから,本番に入ろう」という姿勢です。
そんな話があれこれ続き,楠本先生は,チョーロング事前学習「コンパス」をされていたことを話してくれました。
聞いていて,とっても心が温かくなりました。
さらに,楠本先生は,私が若い頃に書いた本を鞄からだし,
後書きに,「遅れがちな子を・・・」と書いてあるところを指さし,
「これが横山先生の一貫している姿勢なのですね」と,ずばり話してくれました。
若い先生ですが,大した洞察力です。

たくさんの事例を語り合い,楠本先生も2学期から,意図的に事前学習を取り入れる指導を実践的に研究してくれることになりました。
ありがたいことです。

2学期に成果が出たら,愛知でも「事前学習法セミナー」が開催されるかもしれません。

「事前学習法説明会in千葉」を山崎先生と。

「事前学習法説明会in千葉」を開催しました。
東京の山崎先生にお話ししました。
説明を聞いてすぐに,山崎先生は合点していました。
事前学習法の良さにも納得してくれ,さらに,日本的な方法であることに感動していました。

b8311家に帰り,西村茂樹氏の『小学修身訓』をちょっと読みました。
下巻の冒頭は,中庸(ちゅうよう)からの一節で始まっています。
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およそ事(こと)は予めすれば則(すなわ)ち立ち,
予めせざれば則ち廃(はい)す。
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これは,事前学習法そのものを言い表しています。
けだし,名言です。

手元の『小学修身訓』は明治12年に出ています。
また,16年には,文部省編纂局から『小学修身書』として発行されています。
ですので,明治時代の子ども達は,こういうことをしっかり習っていたのです。
日本人が事前に事をしっかりと進める姿勢を持っているのは,こういう教育の成果とも言えます。

この日本的な,実に当たり前の方法を,国語と算数に意図的に取り入れて,授業を進めていこうというが,「事前学習法」です。
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さて,山崎先生です。
現場での指導法についての疑問を持っていました。これが,ひとつ良いなと思ったところです。
さらに良いなと思ったのは,「今の教育は過渡期にある」という認識も持ち合わせていたことです。
これがあると無いとでは雲泥の差となります。
また,会ったときには,さらにあれこれ話ができそうです。
良い若者です。

※中庸の続きがあります。
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およそ事(こと)は予めすれば則(すなわ)ち立ち,
予めせざれば即ち廃(はい)す。
言(げん)前に定まれば則ちつまずかず。
事(こと)前に定まれば則ちくるしまず。
行い前に定まれば則ちやまず。
道前に定まれば則ち窮(きゅう)せず。
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事前学習法説明会in愛知

19日に四日市の小学校におじゃましてきます。
その帰りに,名古屋駅周辺のどこかのお店で「事前学習法説明会in愛知」を開催します。
今のところ,楠本先生と私での開催ですので,お店は行き当たりばったりで決めます。

私がお話しすることは,本当に骨格めいたところの話で,
およそ30分もあればだいたい話し終わります。
後は,少々の雑談。その中に近未来をちょっと夢見ます。

この夏に,やる気のある若い先生が10人前後いれば,2学期の実践に期待が持てると考えていました。
フェイスブックの事前学習法研究会のページは,参加者がちょうど10人です。
ちょっと年配の先生も入っていますが,若い先生が中心です。
ですので,まずは,及第です。
そこに,愛知の楠本先生が加わるかもしれません。
楠本先生は,有田学を追って,非常によいレポートを書き続けています。
その気になってくれたら,頼もしいです。

そう思っていたところに,東京の山崎先生からメールがありました。
その巻末に,事前学習法を教えてほしいとありました。
即座に,15日(金)の夕方,稲毛駅付近で「事前学習法説明会in千葉」を開催することが決まりました。
山崎先生もその気になってくれたら,2学期からの実践が実に頼もしくなります。

その2学期の後半,11月15日(土)に大阪で「第1回 事前学習法セミナー」開催されます。
この積極性は成果を大きく左右します。
何事もそうですが,やる気が高い方が成果は大きいのです。
このセミナーは,その先のプランにつながる重要な場になりそうです。

事前学習法で模擬授業をちょっと

8月10日(日)午前11:00~11:30。
スクーで「横山験也の算数の授業」の第2回目の放送をします。
前回,音声が切れてしまい,途中で中止しました。
その再挑戦放送です。
今,生放送ので授業を「受けたい!」という方が29名にもなっていました。
嬉しい限りです。張り切って,放送します!!
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9月6日(土)は,授業の原点セミナー「国語科教育 原点から実践まで」が開催されます。
目下,申し込みが10名です。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
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b8331広島で,ほんの短い時間でしたが,「事前学習法・算数編」を行いました。
事前学習は,「黒板→算数ソフト」で行いました。
それから,教科書を開いて学習しました。
この事前学習法ですが,教科書を開いてからは,野口先生の模擬授業に近い感じになります。
教科書をみんなで見ながら,あれこれ語らえるので,「事前学習法は面白い学習法になるな」と感じました。
事前学習法については,丸岡会長がメーリングリストやFBのページを作ってくれているので,実にありがたいと思っています。

面白かったのは,板書で180度を学習した後に見た算数ソフト。右の三角形を敷き詰めるソフトを見ました。
このソフトを見て,板書で学習したことが結びつき,すぐに「180度になっている」と出ました。
これは,とっても重要な一言です。
「180度」と数字を伴って,現象を見ているからです。レベルの高い発言です。

「数」と「現象」が一致する目。これが「算数の目」です。
今回なら,「180度の目」となります。

ソフトの三角形をドラッグして,敷き詰めを増やしたら,180度になるところが次々増えます。
増えるに従い,敷き詰めを見る「180度の目」が肥えてきます。
「180度の目」が肥えると,印刷物を見ても,180度が見えてきます。
教科書の敷き詰めの図を見ても,自然と180度になっているところが目につき,内心「180どだ」と思います。
底力がつく流れになっていました。
模擬授業をしながら,非常に手応えを感じました。

事前学習法の算数。若い先生方と大いに研究して行きたいです。

「第3回 事前学習法説明会 in 千葉」が開催されました!

「第3回 事前学習法説明会 in 千葉」が開催されました。
東京の藪田先生,同じく東京の上澤先生。
説明したのは,私です。

説明を少ししただけで,お二人とも,やる気が高まりました。
特に,上澤先生のエピソード「蟻のえき」を聞いたときには,びっくり仰天×20ぐらいでした。
満塁大ホームラン的重みのある内容です。
きっと,上澤先生は,折に触れ,この蟻のエピソードを語ってくれると思います。
その語りが,教育の歴史を一歩前進去ることになります。

年度内に東京で「事前学習法セミナー」が開催される予定です。
もちろん,この二人がメイン講師です。
二人とも,急速に成長すると,私は思っています。

「事前学習法」は,当面,国語と算数で研究が進みます。
算数は,算数ソフトを大いに活用します。これ以外に,子ども達を今より急速にのばす方法は,まず難しいと思った方が良いです。
国語は,この夏にみっちりと研究が進みます。それを,2学期に実践し,1学期とどの程度差ができるか,見ていきます。
国語に関しては,参考程度ですが,『自由自在』など,小学生が使う国語の分厚い参考書を見ておくように話しました。
夏休み中に,10日間ほど,毎日ポイントの所を繰り返して読むと,一気に文法が頭の中に整理されて入ってきます。

秋の終わり頃から,冬,早春ごろまでが,第1次の勝負どころです。
算数と国語の両方で大きな成果を出し,次につなげたいと思っています。

今日の説明会で,『事前学習法」の東京が立ち上がりました。
これで,大阪・奈良・青森・東京と,4地域で「事前学習法」の研究が進みます。
大きな枠組みしかない研究ですので,創意工夫が次第に見えてきて,研究はすればするほど面白くなっていくと思っています。
さきざき,楽しみです!!

「第1回 事前学習法説明会 スカイプ」

「事前学習法」 とっても熱いです!!

今日の夕方,青森の工藤先生と「第1回 事前学習法説明会 スカイプ」を開催しました。
およそ30分。
工藤先生は,瞬時に,メルヘン教材での大規模な実践を思い出し,私に熱く語ってくれました。
その実践は巨大な事前学習法です。
成果を問えば,自然とメルヘンの世界に入った作文が書けていたそうです。
まさに,しかり!です。

年末か来年,青森で「事前学習法セミナー」が開催されそうです。
30歳前後の若い先生が,しっかり考えた事前学習と,事中のようす・成果を語ってくれるでしょう。
聴いている先生も,いろいろと触発されると思います。

そうして,さっき,会長とFBメッセージ。
11月に大阪で「事前学習法セミナー」が開催されそうです。

東京の藪田先生と23日に「事前学習法説明会」を開催します。
東京でもセミナーが開催されるかもしれません。

20代,30代の若い先生が,極めて日本的な学習法である「事前学習法」の,成果の出た具体実践事例をたくさん生み出してくれます。教育文化に大貢献できます。ありがたいです。

算数では,中嶋先生が驚異的な成果を示してくれています。これも,後日,ご紹介します。

「事前学習法」に興味を持たれている先生,大阪の丸岡会長,阿部副会長他,実践を進めてくれる先生方にご注目ください。