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『道徳のチカラ』最新号、特集は「不易」の道徳授業です!

道徳のチカラという先生方の研究団体があり、機関誌『道徳のチカラ』を発行しています。商用誌と違い、自分たちの力で編集発行をしている大変エネルギッシュな雑誌です。

執筆陣も豪華です。
おおっ!と思える一流どころの先生方が腕をふるっています。

来年から、いよいよ道徳も教科となり、教科書ができます。この機関誌はこれからますます担う役割が大きくなるでしょうね。

今回の特集テーマはすごいですね。
「不易と流行」の「不易」です。
不易は変わらないということで、流行は変わるということです。
ですので、「道徳教育、昔も今も変わらないのはこれだ!」という言い回しにしても同様な意味となります。
こういうテーマ、良いですよね。
道徳教育の大事な骨格を学ぶことができるからです。
読んでみると、3人の先生がそれぞれに力強く記しています。
こういう機関誌、ますます発展してほしいですね。

変わらぬ道徳といえば、野口芳宏先生ですね。
私はかなり長いこと、野口先生から道徳を学んでいます。今も学んでいます。
「道徳読み」を作り上げるにあたり、野口先生の教えから大きな影響を受けています。
「道徳読み」に関心のある先生、この『道徳授業の教科書』の御一読をお勧めします。
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英語の『わくわくプリント』、アマゾンに出ています!

28日発売の『わくわくプリント』がアマゾンに出ています!

A4サイズの英語プリントが、80枚も入っています。
プリントは、
上半分が英語の学習ゲーム
下半分が英語の練習
という構成でできています。

英語の学習ゲームには、メイロもありますし、アミダもあります。
ちょっと知的な計算もあります。
楽しいですよ!

このわくわくプリントの元になっているのが、『子どもが夢中になって手を挙げる 外国語活動』の6つのソフトです。
『Hi, friends!』1対応 1巻 2巻 3巻
『Hi, friends!』2対応 4巻 5巻 6巻

この英語ソフトを、半年ほど前の野口塾in君津で御紹介しました。
それが御縁で、今月、千葉県の鎌ヶ谷市の視聴覚部会で英語ソフト・算数ソフトなどについてお話をすることになりました。
楽しい一時になります。

今日はもう一つ、丸岡先生からうれしいメッセージが届きました。
大阪で「道徳読み」の公開学習会が開催されたとのことです。
丸岡先生は、2つレポート提案をします。
1,「道徳読みとは何か」
2,「自身の道徳読みの実践成果」
どんな学習会になったのでしょうね。

「道徳読み」が初めて新聞(毎日新聞)に載った切っ掛けは丸岡先生です。
「道徳読み」のセミナー第1号も丸岡先生となりました。
丸岡先生の前進力、良いですね。
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小数の数直線

小数の数直線ですが、小学校の先生は、これにも違和感を感じるでしょうね。

「1.0はダメだろう! ここはやっぱり、1だよ。」
てなことがフッと浮かんできます。

初めて小数を学ぶとき、「1」と「1.0」はどっちの方が理解しやすいのでしょう。
そんなことを考えると、次第に1.0に軍配を上げたくなってきます。
なぜなら、「1の位が1」で「小数第1位が0」という位取りの思考が、パッと見た、見た目で伝わってくるからです。
それを便宜的に「1」と書いていると扱った方が、筋が良いと感じます。

また、ちょっと見方を変えると、1年生で習った「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」の表し方にも近いと感じます。

とは言っても、1とか2とか3とか、すでに知っている数があります。
そこに小数を学ぶのですから、整数の間に小数が存在していると考えることもできます。
すると、「1.0」ではなく、「1」の方がすっきりします。

前者は数として小数があり、その一部が整数と把握させるタイプですね。
後者は生活に基づいて、整数の間に小数は存在すると、とりあえずみていくタイプです。
どちらにしろ、時間と共に、両方の感覚がわかるようになるので、大きな問題にはなりません。
大事なことは、柔軟に把握することです。
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「水道方式」と命名したのは、あの江部さん!

遠山啓先生の「水道方式」。
この名前の命名者は、なんと、元明治図書の江部編集長なのです。
数年前に、御本人から直接聞いたことがあります。
そうしたら、小田先生から、樋口編集長から聞いたことがあるとメッセージが入りました。
私には新しいビックリニュースだったのですが、明治図書の中では水道方式誕生時から、周知のことだったのですね。

『数学の学び方・教え方』には、命名についてかかわっていそうなことが載っています。
「半ば冗談に『水道方式』という名前を付けてやっていたら、いつの間にかそれが本名になってしまったのです。」(p80、岩波書店)
半ば冗談で命名したのが江部さんだったのですね。
そこまで突っ込んで書いてほしかったのですが、この本の版元は岩波なので、差しさわりがあったのかもしれません。

ひとつ前のページに、水道方式の計算の型分けについて、優れたことが記されています。

型分けをしておくと、その子がもうやる必要のないような型の問題はやめて、やらせる必要のある型を、たくさん練習させられます。
これはその通りです。

続けて、先生について言及しています。
このやり方だと先生が大変楽をすることが一つの利点です。
教育のなかで、先生も楽をするということは、非常に大事な条件だと私は思います。先生が楽をして、子どもが覚えるということは、子どもが自発的に活動をしているということです。

ここ、算数ソフトのことを褒められているような気になりませんか。
ちょっとした所ですが、本質をズバッと突いています。
遠山啓は本当にすごい学者ですね。

算数ソフトを細かいファイルに分けて作ったのも、根本的には型分けの考え方と同じです。
小分けして作られているので、そこがわかってしまったら、次のファイルへすぐ進めばいいのです。
それが次を学びたいという意欲を誘発するという、優れた効果を発揮します。

私は、ソフトの小分けを「博物館方式」と呼んでいます。
博物館では、一つのコーナーを見て、ある程度わかったら、次のコーナーへと進みます。
次々と移動しつつ、知識が集積されていく。
この博物館見学のスタイルが算数ソフトの小分けに似ていると思ったからです。

その結果、算数ソフトを使っている先生から、<先生も楽、子どもは覚える>現象が起こっているとの報告を受けています。

逆に、
<先生が大変な苦労をして、子どもが覚えない。>
これは最低ですね。
コストパフォーマンスがマイナスです!
これでは、先生も子供達もかわいそうですね。
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東洋文庫のモリソン書庫

英語のわくわくプリントの新作がアップされました。
今回は「くだもの」のプリント2枚です!
さくら社のサイトにアップしています。
ダウンロードして御活用下さい。
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奥田先生が目下、ローマ字練習シートを作っています。
関心のある先生、<こちら>からお入り下さい。
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さて、ローマ数字、しかも縦棒4本の4を使っている珍しい時計を見た後、東洋文庫へ行きました。

入館料を支払う受付があるのですが、その手前にお土産売り場があり、そこを通過して、受付となります。

自然、眼はお土産に奪われています。
せっかく来たのですから、端から端までお土産を見て回りました。
一番目を引いたのは、戦国武将の飴。
金太郎飴を一口用にしたものが袋に入っているだけの、どうということもない飴です。
でも、武田信玄のには「昆」と飴に書いてあり、少々惹かれるものがありました。

お土産の基本は「帰りに買う」です。
ですので、館内を見学してからのお楽しみとしました。

2階に展示場があるのですが、1階に江戸時代の大きな地図がありました。
江戸の大地図です。
思わずさくら社が江戸のどこにあたるのか考えてしまいました。

2階に上がると、御覧の「モリソン書庫」がお出迎えをしてくれます。
この空間の真ん中に立ってみました。
心の底から「学ばなければ!」と湧き上がってくるものがありました。
また、本文化の継承も、とても大切なことだと実感しました。
そうして、小さいながらも出版社を起こしたことを誇り高く思いました。
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6月は「子どもに学ぶ教師の会埼玉セミナー」

6月17日(土)は「子どもに学ぶ教師の会埼玉セミナー」に参加します。
テーマは「明日の教室には役に立たないけれど、長い目でこれからの教育を考えよう」です。
メインの講師は西川純教授(上越教育大学)です。
まだ、お会いしたことがないので、どんなお話をされるのか、今から楽しみです。

私の話す内容は、まだはっきり決まっているわけではないのですが、次のような内容になりそうです。
「今まで教育の世界がどのように見え、これからどのように変化していくと考えられるのか」
単純に言うと、「教科教育」から「学級教育」へと変化している途中だと言うことです。
普通の先生は、この流れに身を任せて進みます。
それがもっとも無難な道です。
では、私はどうするのでしょう。
未来を前進的に歩みたい先生。
夢を少々大きめに持ちたい先生。
そういう先生は私の話が面白く聴けると思います。

その1週間前の6月10日(土)は、深澤久先生が推し進めている「第2回 主張ある道徳授業を創る!」セミナーです。
こちらでは、第1回目に「道徳のそもそも論」を話し、「次回は・・・」と予告したとおり、「道徳読み」を提案します。

道徳もいよいよ教科化になります。
教科化になれば、教科書の読み物教材を扱うことになります。
そこに真っ正面から突き進む教材研究と、授業展開をお話しします。
教材は、「あとかくしの雪」です。
教科書教材ではありませんが、大変短くて、道徳があれこれ見えやすい教材です。
「あとかくしの雪」で一度「道徳読み」を体験しておけば、教科書教材もかなり良い感じで読めるようになると思っています。
時間が40分なので、時間切れの可能性もあります。
その場合は御容赦願う形になります。

道徳の学力を高めたい先生には論語をお勧めしています。
日めくりの教室論語を教卓の上に置きましょう!
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