Category Archives: ルワンダ

さくら社のHP 「世界に広がる算数ソフト」の記事が増えました!

◆さくら社のHP。「世界に広がる算数ソフト」コーナーの記事が増えました。
増えた記事は、以下の通りです。

【算数ソフトを使った夏期講習(ルワンダ)①】
ルワンダの日本大使館を表敬訪問
ルワンダの先生への教員研修

【算数ソフトを使った夏期講習(ルワンダ)②】
ルワンダ-日本の共同開催、夏期講習(ブートキャンプ)開会式
大使、所長の教室視察

私の写真も写っています。
ぜひ、ご覧になって下さい。
==「世界に広がる算数ソフト」==

◆算数ソフトのルワンダ展開を前進させるために、私は週末に再びルワンダへ渡航します。
私がルワンダに入る前に、チームのメンバーが先陣としてすでにルワンダ入りをしています。

先陣の皆さんは1日目に教育局の視学官と面談。
2日目には教員組合の会長と面談。
夏期講習での成果データをお見せしたら、皆さん一様に眼を丸くされ、感激されたそうです。
「たった5日間で!?」
「この成果はすごい!」
きっと、ルワンダの初等教育への光が見えたのだと思います。

b7445来週には私もルワンダ入りをします。
ルワンダ-日本の共同プロジェクトとして、良い流れができるように会議をしてきます。

※写真はルワンダの教育局の建物に掲示されていたポスター。
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『3ステップ「聞く」トレーニング スタートアップキット』がいいですネ。

b7448上嶋 惠先生の『3ステップ「聞く」トレーニング スタートアップキット』は、いいですね。

今日は、そのパッケージを写真に撮りました。
ビニールのカバーがしてあるのですが、写真からはよく分かりませんね。

タイトルの下に「スタートアップキット」とあり、下の方に「CD-ROM」とあります。

CDロムに何が入っているのでしょう。
それは、書籍の『3ステップ「聞く」トレーニング』に示されている言葉を、上嶋先生の肉声で収録した声が入っています。
しかも、本の事例よりはるかに多くの言葉が収録されています。
ですので、上嶋先生のお声で、何度でも繰り返し聞くトレーニングができます。
これは、嬉しいですね。

また、3文字言葉、4文字言葉など、パッと思いつきにくい言葉をCDからサッと流すことができるのも、指導する先生は助かりますね。
ナイスなのは、言葉と言葉の間隔をすこし長くしたり、短くしたり調整できることです。

なんにしろ、上嶋先生の声が出てくるところが、最高に嬉しいところですね。
特別支援学級の先生にも、ふつうのクラスの先生にも、あると嬉しいCD-ROMです。

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来週の土曜日は、いよいよ、ルワンダへ出立します。
今回は1週間ほどです。
教育局や現地企業に行き、ミーティングをしてきます。
また、地元の小学校へ行き、英語版算数ソフトを使った結果、どのような状態になったのかなど、その成果の調査をしていきます。
充実したルワンダとなりそうで、今から楽しみです。

写真は大幅な手ぶれをおこしています。
移動する車から撮影したルワンダの首都キガリに新しくできた国際会議場。
4月に行った時には、まだ建築中でした。
7月にはご覧のように素敵な光を放っていました。
来月はキチンと撮影したいと思います。
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JICAに記事が

うれしいニュースが届きました。
フェイスブックのJICAの9月7日の記事
ここに,ルワンダでの英語版算数ソフトIMを使ったブートキャンプのことが載っていました。

b7461全文,英語ですので,私にはすんなりとは読めません。
グーグル翻訳を使って,なるほどと思う程度にしか読めていません。
それでも,確かに記事になっていると伝わります。

何よりもうれしいのは,JICAを通じて行っているルワンダでの活動を,日本のJICAが記事という形で紹介して下さったことです。
来月,もう一度,ルワンダに行きますが,さらなる期待に応えられるよう,奮励したいと思います。

詳しい記事は↓をご覧下さい。
https://www.facebook.com/jicapreng/?hc_ref=PAGES_TIMELINE

写真はルワンダのビルから見た風景です。
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佐々木先生がつくっている「日本基礎学習ゲーム研究会別館」のサイトがリニューアルしました。
楽しい学習ゲームがいろいろと掲載されています。
関心のある先生,ぜひ,ご覧下さい。
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来月,ルワンダへ

明日は「チーム算数」です。とても楽しみです。
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来月は,再びルワンダへ行ってきます。
20時間近いフライトも,時間の過ごし方が分かってきたので,それなりに楽しいです。

次回も,算数ソフトを使った学習調査も進めます。さらに,もしできたら,その学習を支える地域や家庭のことも見てきたいと思っています。

気になっているのは,ルワンダの子の数感覚です。
数と量がスッと一致しないのです。指折り数える子もいるのですが,「ろく」と言われても,指ですぐに6がつくれそうにないような感じなのです。
日本ではお風呂の中で数を数える習慣があるので,小さい内から指折り数えることに慣れ親しんでいます。だから,6だろうが,9だろうが,すぐに指で作れます。
日本のお風呂みたいな数を数える場が,ルワンダの生活の中にもあるのかどうか,そこも知りたいと思っています。

もう一つ,もし余裕があったら,時間感覚を少し調べてみたいと思っています。
とにかく,大人も子どもも甚だしいほどの遅刻なのです。
待ち合わせで時刻を守るのかどうか,その当たりを少し聞いてみたいと思っています。

そうして,路上に体重測定屋が出ているというので,そこへ行き,実際に体重を量ってみたいと思っています。料金は1回10円ぐらいだそうです。
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ルワンダは安全な国

ルワンダに3回も行っているのですが,ルワンダの観光は何一つわかっていません。
マウンテンゴリラやサファリが有名なのですが,そう言うところは一回も見ていません。
連日,都市部でのミーティングや調査などで過ごしていました。

都市部だけを見ている私ですが,「ルワンダはとても良い国だ」と痛感しています。
とにもかくにも,治安が良いです。
夜9時を回っても,会社帰りの女性が大通りを一人で歩いています。
そんなの日本では当たり前のことですが,すぐ近くのケニヤでは夕方から外出はできませんでした。車に乗って買い物に行くことすらできませんでした。
襲われてしまうからです。

ルワンダとケニヤを比べたら,ケニヤの方がダンゼン発展しています。
経済的に豊なのはケニヤの方なのです。
でも,治安はルワンダです。
治安はお金だけで作れるものではないことが,ルワンダをみているとわかります。

b7490ルワンダには信号がほとんどありません。
電力事情が悪いのか,信号は無駄だと思っているのか,その当たりはわかりませんが,日本のように「ちょっと進むと信号」ということはありません。

信号が無ければ,無いなりに,それなりの良さもあります。
道路が空いていれば,車は基本的にノンストップでどんどん走れるのです。

それでも,大きな交差点には横断歩道があります。
そこをタイミングを見計らって人が渡るのですが,ルワンダでは人が渡ろうとすると,車が止まってくれます。
日本では普通の光景ですが,中国など私が見てきた国々では,スペースがあれば車は走り抜けます。
時には,渡り始めた私が見えているのに,クラクションを鳴らして,スピードを落とさずに走り抜ける車もあります。

この「道路での譲り合い」に,私は国家の安全安心文化の土壌があると思っています。
ルワンダがこのまま譲り合いつつ,経済的に成長していったら,きっと世界有数の安全な国になるでしょうね。

海外旅行でどこにするか迷ったら,ちょっと遠いですが,ルワンダというのも良いですね。
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「千の丘の国」ルワンダ

b7495アフリカのルワンダで,ブートキャンプ(夏期集中講習)が行われました。
会場はASI-D社で,5教室で同時展開されました。

講習の成果については,今,分析中ですので,詳しいことは書けませんが,大成功だったことはお伝えしたいと思います。

右の写真は,その会場の1教室です。
ご覧のように,窓の向こうは道路です。
この道路はこの建物の前で行き止まりになっています。
ということで,この教室は2階に位置しています。

ところが,ルワンダは「千の丘の国」と言われるだけあり,どこもかしこも斜面です。
盆地のくぼみに行かない限り,どこでもそれなりに見晴らしが良いのがこの国の特徴といえます。

ですので,この2階に見える教室も,建物の反対側に出ると,1階となります。

教室に入ると,日本人はちょっと違和感を感じます。
ご覧のように,柵がしてあるからです。
2階なんだから,そんなにまでしなくても・・・と思いますが,危ないのでしょうね。
防犯用の柵があるのが普通な国に来てみると,日本の安全度が著しく高いことを改めて感じ,実にありがたい国に住んでいるのだと,日本人であることに感謝の気持ちが湧き上がってきます。

日本の民家は,雨戸を普通に備えています。
雨用の備えですが,防犯力も高いです。
日中は目に触れないところに収納し,夜や雨の時に出して来ます。
こういう収納式を開発してきたのが日本なのかと,ルワンダの柵を見て思ってしまいます。
収納式と言えば,昭和30年頃まであった「ちゃぶ台」,今も現役で活躍している「ふとん」など,日本の伝統的な道具は収納式になっています。
生活中に知恵を巡らす日本は偉大だ!と,そんなことすら,柵を見て感じてきます。

同じように,教育についても,日本の教師の知恵は素晴らしいです。
それをどうやって途上国に伝えていくのか,それが今の私の仕事の一つになっています。
世界に目を向けられる先生方と交流しつつ,ほんの少しでもその道で貢献できたらと思います。