Category Archives: 算数

3年算数ソフト_ストップウォッチタイマー

  「もっと算数」サイトの仮オープンに向けて,少しずつ,構築が進んでいます。私の役割は,ソフトの提供です。

  先だってから作り進めていたストップウォッチ+タイマーのソフト。とりあえず,できました。

  普通に,ストップウォッチとして,「スタート」「ストップ」で利用できます。これに,タイマー用のタイム設定を設けました。これで時間を指定すると,その位置に赤い針が登場します。「スタート」ボタンを押すと,赤い針を目指して,黒い針が動き出します。

  この黒い針の動きに合わせて,色がつきます。設定時間に対する,消化時間が見た目の感覚で分かります。「今,1/4ぐらいかな」と把握できると,これが割合の間隔を養うことになります。

  「もっと算数」サイトは,無料で使える算数ソフト専門サイトです。「さくら算数ソフト」をご愛用の皆さんが,もっと算数も楽しく活用していただければと願って作り進めています。このソフトも「もっと!算数」にアップしました。どうぞ,ご活用ください。

2年生「1万までの数」の算数講座


  2年生の算数で,「1万までの数」を学習します。

  左は「1万までの数」の中の「算用数字を漢数字に直す」学習で使う算数ソフトです。

  「3789」と示されていますが,このような数字を「アラビア数字」とか「算用数字」と呼びます。

  この「算用数字」を「三千七百八十九」といった,漢数字に直す学習が,この単元の中では出てきます。

  「3789」は「さんぜん・・・」と読むから,「三千・・・」と書きます。と教えるのが普通の教え方です。

  これを一歩豊かに教えたいと持ったら,ソフトの「3789」の数字をドラッグして下さい。

  ご覧の通り,「3789」の数が,まるでカードが重なっていたかのように,分かれていきます。

  見ただけで,「3」は単なる「3」ではなく,「3000」の「3」だったんだとわかります。同様に,「7」は「700」の「7」。「8」は「80」の「8」なんだ!とわかります。

  「3000」「700」「80」「9」の数カードが重なって「3789」を形成しているのです。

  漢数字に直す学習をしながら,算用数字の表し方が,実は数の重なり(「数の重層構造」と言います)によって形成されていることがつかめたら,これは算数を豊かに学んだことになります。
  このソフトは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の2年3巻に収録されています。お持ちの先生,ぜひ,算用数字をドラッグして,子ども達に数の重層構造を見せてあげて下さい。この豊かさは,3年生で学ぶ「かけ算の筆算」で大いに力を発揮してくれます。

ストップウォッチのタイマー

  今朝から,少し,ソフト作り進めています。ストップウォッチでありながら,タイマーにもなるというソフトです。

  秒針の動作,ストップ,再始動,戻すなどは,それ程の困難もなく作れたのですが,周辺の画質がかなりお粗末になってしまい,ここは何とかしたいと思っています。ですので,ドーンと画像を出すこともできません。残念です。
  60秒までのストップウォッチで1本作り,その先は,その先にまた工夫をする予定です。60秒のストップウォッチを,タイマーとしても使うために,針を2本セットしました。1本は,タイマーの時に設定した秒数の位置に出る針です。23秒と設定すれば,23秒の所にまず1本目の針が現れ,スタートさせると,もう1本の針が23秒まで進んで,止まります。

  こういう基本の所を作り終えたら,その先,あれこれさらなる工夫をしたいと思っています。それは,作り込んでから,また書きます。

  年賀状で「もっと算数を楽しみにしてます」と書いて下さった先生がおられ,とても嬉しくなっています。ありがとうございます。お役に立つサイトを作っていくのだと,改めてやりがいを感じています。

「九九のグラフ」ソフト


  「もっと算数」に載せるソフトです。
  かけ算九九をグラフ化した物です。

  かけ算九九をグラフにすると,パッと見,「正比例」の雰囲気が漂います。
  当たり前ですね。正比例はかけ算を活用した考え方です。
  同じ数ずつ増えると,そこに「規則性」が生まれます。規則性は,美しさを醸し出します。
  算数の規則性・美しさ は,グラフ化すると視覚的にとらえられるようになります。こういう道を開いたのがデカルトです。
  その規則性が,マウス操作で動くようになると,全体的な把握が容易になります。
    ・ 1の段は傾きが緩やか。
    ・ 段の数が大きくなると,傾きが急になる。
  全体が見えてくると,思考が広がってきます。


    ・ 10の段を超えても,傾く。
    ・ 10の段を超えても,段数が増えると傾きはどんどん急になる。
    ・ どんなに段数を大きくしても,垂直には成らない。

  ある一定の量を見ると,そこに「俯瞰力」が生成されてきます。すると,見た範囲を超えて,思考が働くようになります。
  ソフトで,一気に九の段までの量を 見せることは,このような「俯瞰力」を容易に習得させることができます。こういうことは,これまで頭の良い子だけが見えていた世界です。クラスの子,全員が見ることができます。素晴らしいことです。ぜひ,見せてあげて下さい。

  この「九九のグラフ」ソフト,「もっと算数」サイトにアップしました。無料です。授業で使うことができます。どうぞ,ご活用ください。

総務省の「地域雇用創造ICT絆プロジェクト」

12月27日に決定するような噂はキャッチしていましたが,本当に27日になるとは思ってもいませんでした。
何はともあれ,ICT絆プロジェクトは動き出します。

このプロジェクトは時期的に実にタイムリーです。地デジテレビが各教室に配置され,いよいよ4月からデジタル教科書やデジタル教材が教室で使われ始めます。その一歩先を行くのがICT絆プロジェクトです。

時代は着実に動いています。大きな流れを見つめながら,少しずつ着実に前進をすることだと思います。

そろばんでは,指が出てきます

  そろばんの授業といえば,「運指」と呼ばれる,指で珠を運ぶ,その運び方をしっかり指導することが大切です。
  と,わかっていても,実際にはどうやって指を動かしたのか・・・,ちょっと忘れてしまって・・・。
  若い頃の私です。
  同じ轍を踏んで欲しくない!そんな思いで算数ソフトを作っています。

  ごらんのように,「指が出ます!」「珠の色が変わります!」
  右の画面を見ているだけで,運指がわかりやすいと感じてきます。

  「親」は言うまでもなく親指です。「人」は人差し指。7を入れるときには,親指・人差し指の両方を一緒に運ぶことがわかります。この後,緑色になった珠は,2本の指に押されるように動きます。

  「クリック」すれば,問題の数字が変わります。[桜]ボタンを動かしても,問題を変えることができます。短時間に,何度も「珠を入れる」「珠を払う」の学習ができます。
  子ども達にクリックさせて,問題を出題させると,子ども達のやる気パワーも満開です。

  授業がわかりやすくなる上に,とても面白い!それがこの算数ソフトです。

  上のそろばんソフトは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業 3年5巻』に収録しています。

★そろばんの計算を指導していると,とあることに気がつきます。暗算をしてから,答えを入れる子がいることです。3年の5巻のそろばんソフトには,「計算の運指」もきちんと入っています。優れた日本の計算機である,4珠そろばんをしっかり理解させて欲しいです。
★3年の5巻には,「そろばん」と「重さ」が収録されています。