大阪での2つ目のお話は,算数ソフト。
少し見せてから,会場の皆さんが見たいところを見ていただくことにしました。
その中で,「5年生の割合」というご希望がありました。
ソフトを開きつつ,「算数の一つの単元は,新しい考え方の学習なんだ!」という様なことを思いつつ,1つめのソフトを開きました。
「01A,割合/理解/試合でよく勝ったのは,どっち?」です。
このソフトでは,AチームとBチームの,試合数と勝ち数を自由に設定できます。
右のように,
Aは8試合中4勝
Bは4試合中3勝
と設定しました。
画面に出てきた「星取り表」を見て,良く勝っているのはどっちなのか,考えます。
勝ち数では,Aの方が勝っています。
これが既習の比べ方です。
でも,全体でみると,Bの方が勝っているように見えます。
それをどうやって示すか。
ここが,ソフトの腕です。
「?」マークのクリックで,一瞬で,横幅が等しくなります。
すると,Bの方の1勝は,Aの2勝分の幅をもっていることがわかります。
この全体をそろえる比べ方が割合なのです。
この新しい比べ方を,計算でわかるようにするのが,割合の学習なのです。
そんな話をしました。
ほんの少しですが,算数への理解も深まり,また,ソフトのパワーも感じていただけました。
会場の先生方皆さん,算数ソフトを使いたいと手を挙げて下さいました。
ありがたいことです。
子ども達もどんどん理解が深まり,算数力が総合的にアップしますね。
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『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』には,クラウド版・ダウンロード版があります。充実しています。ぜひ,ご活用下さい。
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3日の日曜日,大阪で笑いのセミナーに参加してきました。
会場に着くや,「さくら社のこの本,いいでですね。同僚に広めています」と言われ,良い本を出せて,本当に良かったと思いました。
この日のテーマは「笑いのバロメーターを吹っ飛ばせ!1年中大爆笑するクラスの作り方セミナー」でした。
最初は,算数の授業事例。
いつもなら,事例を示して,すぐに次の事例を話すのですが,今回は「笑い」だったので,何が笑いを誘っているのか,ほんの少し考えてもらいました。
そうしている内に,せっかくだから,「算数の思想」について話しました。
これが,思いの外,好評でした。
「算数に思想がある」なんて,誰も思っていません。
算数は淡々とした内容なので,基本は無機質のように思えます。
そう思うのは,学校での指導内容が算数の結果を対象としているからです。算数の生まれ育ってきた過程までは踏み込んでいないので,先生方の教材研究の目には,算数の思想までは映し出されないのです。
しかしながら,算数も人類の長い歴史の中で生まれ育ってきた一つのジャンルです。
突発的に生まれることはなく,それなりに人類の生活のあれこれがあって,算数も生まれ,育ってきたのです。
そんな観点で算数を見ると,算数の思想が見えてきます。
それは,「平等」や「公平」の思想であり,その目指す方向は「平和」なのです。
今回は,3年生の円の導入の演じました。
直線が否定され,四角が否定され,楕円が否定され,みんなが納得したのは円だったという流れです。
その後,「平等の思想」と話したので,参加された先生方はとてもよく納得いました。
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大阪の会場に,栃木県から参加してきた先生がいました。
「なんで大阪までわざわざ・・・」と聞いたら,近い将来,後進国の小学校で教鞭を執りたいのだというのです。それでその道を歩んでいる私の話を聞きたいと思ったのだそうです。
「徳は孤ならず,かならず隣あり」(論語)
まさに,そんなことを感じた一瞬でした。
偶然ですが,会場には海外理数科教育の会社の社長さんも参加していました。
小野口先生との交流も深まりました。
日本の教師が海外で教育支援をすることは,そのこと事態が「平和な国家作り」の基となります。大いに交流を深めたいと思います。
スウッと聞き惚れてしまう「語り力」を持つ,山中伸之先生のセミナーが大阪で開催されます。
「硬派な学級はこうつくる!!山中流学級経営~1年間の見通し~」
3月26日(土)。大阪のたかつガーデンにて。
大阪近郊の先生,是非,参加してみて下さい。語りが本当にすごいですから!
説得力を高めたい先生も,是非!
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今度の月曜日,バングラデシュへ出立です。
その日のダッカの気温は,最高気温35℃,最低気温25℃とネットに出ていました。
嬉しいですね。真夏です!
教育の関係の方とミーティングをして来るのですが,もしかしたら,現地の小学校を見学できるかも知れません。
そうなったら,これはたまらないですね。
ダッカの教室,見てみたいです。
ダッカの授業も見たいです。
できれば,算数ソフトIMを映し出して,ダッカの子の反応を見たいです。
そうして,子ども達に感想を聞いたり,学校のことを聞いたり・・・。
夢のようです。
帰りの飛行機はインドのデリー空港で乗り継ぎとなります。
ここで8時間以上の時間調整となります。
結構な時間があるのですが,チームIMの皆さんがあれこれ算段して下さり,インドに入国できることになりました。
そうして,とある方とお話をしてきます。
「いつかは,インドの小学校も!」と熱い夢を持っています。
「インド算数+算数ソフトIM=最強」といった思いも湧いてきます。
夢は広がります。
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4月3日(日),大阪でお話をします。
テーマは「笑いのバロメーターを吹っ飛ばせ!1年中大爆笑するクラスに」です。
笑いのある雰囲気作りに必要な力。
テンポとか,脱線とか,少しバカになるとか,役者になることとか,そういった通俗的なこともありますが,もし,本気で笑いの力をつけたいと思ったら,私は次の2つを身につけることをお勧めしています。
「実況」と「論証」です。
その方法をお話し,簡単に練習もしてもらおうと思います。
関心のある先生,是非,お越し下さい。
たいてい,おもしろいです。
勢い余ったら,道徳の話もするかと思います。こちらも,面白いです。
「道徳は明るいか,それとも暗いか」,このあたりから話すかも知れません。
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野口塾の一つの楽しみ。それは懇親会。
今回は若い人が多かったので,ちょっとかまってしまいました。
あれこれ話して,お開きになる頃に,「さくら社に就職したい」と言い出す青年がいたのです。
これは珍しいと思いつつ,すかさず,「予防注射をしても泣かないな」と聞きました。もちろん,にっこり笑いながら。
普通なら,元気よく,「泣きません!」と返ってくるところですが,彼は関西の出身なのでしょうか。「注射は苦手で・・・」と言ったのです。このかわし方,たいしたものです。
予防接種や注射は,子ども達に「大事の前の小事」を教える好材料なのです。
大事な体の健康を維持するためにする,少々痛みを伴う予防接種。
ここから,何か大きな事を目指すときには,「恐そう」「痛そう」「無理そう」など怖じ気づくような壁や穴が自分に向かってくることが,伝わりやすくなります。
本当はビビッていても,そこをちょっと突っ張って笑顔で腕を出すから,前進できるのです。
そんな事をふっと思いだしたので,青年に注射と言いました。
ですが,青年にはこの文脈が見えていません。
それなのに,良いかわし方をしていました。
好青年です。
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若い人たちとテーブルを囲んだので,道徳の話をしました。
その中で,かなり強いインパクトを与えたのは,「“生きる”とはどういうことか」でした。
生きるには「困難」と「習得」の2つの種類があり,その裏が1つ。
合計3つを押さえておけば,大方ぶれない話ができるようになります。
そうして,押さえで「正しく生きた人はどうなるか」までがわかれば,ほぼ完璧です。
今回は,押さえの話はしませんでしたが,「正しさ」の話などもしたので,皆さん喜んでくれました。
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熊本の前田康裕先生と電話をしました。
話が終わろうとした頃,前田先生が「5月頃,東京に行こうかと思っている」と言ったので,「それなら,セミナーをやろうよ」と返しました。
久しく前田先生の話を聞いていないので,これはなんとか実現したいと思います。
日取りなどが決まったら,皆さん,ぜひ来て下さいね。
場所は,東京の山手線か中央線周辺。
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先日の実感道徳研究会。
山中先生が道徳の指導要領に記されていることを一覧できる印刷物を配布してくれました。
わかりやすい資料で,「家族など日頃世話になっている人々に感謝すること。」という項目には,「感謝」という言葉が束ねの用語として出ていました。
どう束ねようがかまわないのですが,「家族」と来たら普通は「孝」だろうと思います。
親への孝行です。
「孝」は小学校道徳の中心に位置する徳目です。
そんなことを思っていたので,懇親会で松島先生に「孝行の問題」を出しました。
孝行とはどういうことか,孝とはどういうことか。
それがすっきりわかる問題です。
漢字を訓読みすると,それがわかるようになっています。
さて,どう読むのでしょう。
これを松島先生にお話ししたら,体に電気が走ったようです。
良いことです。
日本語となった漢字には,それほどまでにパワーがあります。
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4月3日(日) 大阪でお話をします。
私が話すと,なぜか笑いが起こります。時には,ドッカン!ドッカン!と爆笑が起こります。
そういう「明るい先生」「明るい学級」が好きな先生,ぜひお越し下さい。
テーマとは関係のない予期せぬ面白い話も出てくると思います。
右の「笑いのバロメーター」。
これは私が新卒の時からずっと心に留めてきた一つの指導観です。
黒板の後ろには笑いのバロメーターがあるのです。
その針が半分を超えない授業をすることは,私にとっては御法度であり,給料ドロボーに値してしまうのです。
私にとって,授業のベースは笑いだったのです。
今風に言えば,エンタメ系の授業を心がけていたのです。
教室の前には「笑いのバロメーター」。
では,教室の後ろには,何があるのでしょうか。
そんな話もするかもしれません。
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テーマ「笑いのバローメーターを吹っ飛ばせ!!1年中大爆笑するクラスの作り方セミナー」
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会場:阿倍野ベルタ
13時受付開始 13:20講座開始
16:50終了予定
【講座内容】
1) 13:20~13:50
実践発表 15分×2
2) 13:55~14:40
誰でも爆笑間違いなし!笑いのバロメーターはこうして振り切る
※横山先生の子どもを惹きつける最強ネタ一挙公開
3) 14:50~15:35
子どもたちが、笑う!わかる!手を挙げる!クリックだけで大爆笑
※奇跡の算数ソフトの使い方
4) 15:50~16:35
なぜ横山先生の授業はいつも大人気なのか?
※教室に笑いを起こす横山流話術の秘密
5) 16:35~16:50
横山先生になんでもQ&Aコーナー
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参加費:3000円
お申し込みは→こちらまで
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