Monthly Archives: 6月 2015

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算数ソフト紹介の簡単ビデオを作っています

b8040仕事の都合で,算数ソフトを紹介する簡単なビデオを作ることになりました。
たまたま,アフリカプロジェクトのパートナーの方が,その手のビデオを作っていたので,あれこれ教えていただき,さっきほんのさわりを試作しました。

ありがたいのはビデオ制作ソフトの仕組みがディレクターに似ている事でした。
チュートリアルの映像で少々勉強をして,とりあえず,「作ってアップ」という基本は理解できました。

使ったソフトは,「カムタジアスタジオ」です。
昔,少し使った「ロボデモ」というソフトにちょっと似ていました。
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山中伸之先生の『所見辞典』話は変わりますが,昨日,紹介をした『キーワードでひく 小学校通知表 所見辞典』ですが,アマゾンですっかり品切れになっています。
アマゾンから入荷数の連絡が届いて,すぐに出荷するのですが,それでも,あっという間に品切れです。大好評なのですね。
すぐに品切れになっても,予約ができるので,順次お手元に届くようになっています。良い時代です。

所見をPCで書くのが普通となってきたので,CDがついているこの本は,便利に使えますね。
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『キーワードでひく 所見辞典』は良いですね!

山中伸之先生の『所見辞典』そろそろ通知表が気になる頃ですね。
そんな気持ちになっている先生,『キーワードでひく 小学校通知表 所見辞典』をご存じですか。

文例が2057入っています。
量が多いのもありがたいですが,その文例が実に「なっとく感」が高いのです。
文例を読んでいる内に,どう指導していったらいいのかが伝わってきます。
該当学年の所をザッと読んでから,所見を考えるのも良いですし,所見でちょっと行き止まったらパッと調べてみるのも良いです。

CDも付いています。これもありがたいです。
例文のテキストをその場で修正することができます。

そうして,この本の著者の先生です。
あの実感語り・実感道徳・素材研究・できる教師・・・の山中伸之先生です。
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b8041辞典といえば,言語技術の達人,柳谷直明先生の『国語科「学習用語」辞典~「かくこと」領域編~』があります。
この本は,表紙にも書いてある通り,私家版なので書店での販売がありません。
ですが,このシリーズは人気があります。

書くことに限定していますが,この本を開くと国語の授業に関わる用語が大量に載っています。
言葉の意味だけでなく,授業での使い方にも言及しているので,国語に飛躍を・・・と思われている先生にはナイスな一冊です。
指導要領にそった並びになっていますが,できれば別冊で用語からの索引が欲しいです。
入手したい先生は,直接,柳谷先生へご連絡ください。
柳谷先生はフェイブックをしているので,そちらで検索をすると交流できると思います。
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チーム算数

チーム算数。
城ヶ崎先生と佐々木先生と私の3人。

佐々木先生が雑誌向けの原稿を持ってきていたので,それをみんなで読みました。
佐々木先生はICTの達人なので,そういった原稿かと思いきや,子供との接し方の原稿でした。
その内容,実に良かったです。
どう良かったかは,ここでは書きませんが,この書き方ができるのなら,これを一つの形にして,類例を集めて書いていくと,ICTとは別の「幟」がたなびきます。
1年2年と積み重ねると,その方面の実力者となっていきます。
そうなったら,楽しいです。

b8047城ヶ崎先生からは,『私の個人主義』の感想がありました。
ところが,私がそこを読んでいなかったので,何ともよく分かりませんでした。

話題の一つに,「鼻水の話」がありました。
佐々木先生は,「あれは面白い!」と語り,城ヶ崎先生は「鼻水を水道に切り替えて授業をする予定です」と言っていました。
楽しさは少し下がりますが,その分,品があって良いです。

鼻水の話について,佐々木先生が「頂点が底辺の外に出るときがとてもいい」と話してくれました。
「高さ=垂れる」という感覚を持たせることができるからです。
「底辺=地面」と,「高さ=垂れる」で,比喩が完成です。
こういうところに着目する佐々木先生,センス良いです。
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広山先生と歓談

島根の広山先生と久しぶりに歓談しました。
近々,明治図書さんから今日から使える!いつでも使える! 小学校国語授業のネタ100が出ます。
この本を見ながら,国語の話で盛り上がる予定でしたが,来週あたりが発売のようで,国語の話はまた今度となりました。
自分の知っている若い先生が,こうしてどんどん本を出しています。
うれしいですよね。

本の代わりに,広山先生の勤務する学校の研究紀要を見せてもらいました。
紀要の巻頭の言葉は秋田健一校長です。
思いの丈をA4紙1枚に押し込めた珍しい巻頭言で,しばし秋田校長の話になりました。
目にとまったのは,「島田モデル」。
これを用いると,子供達の頭が活性化するのはなぜなのか,そんなところをワイワイと話しました。
ちょうど1週間ほど前,さくら社にホワイトボードが入ったので,そこに島田モデルの板書例を書いてもらいました。
話が具体的になり,面白かったです。

場所を変えて,いつもの中華屋「上海美食」へ。
終電近くになるまで,ずっと語らいました。
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b8042この日,お世話になっているほるぷ出版に行った帰り道,国文の専門古書店「西秋書店」に立ち寄りました。
しばし,棚を見ていたら,「オッ!」とくるタイトルがあったので,購入しました。
『日本の俗信』です。
家に戻り,少し読みました。
○三人で写真にうつると,真中の人が死ぬ。
懐かしい迷信が記されていました。

これなどは,
1,真ん中には年長者が位置しやすいこと。
2,真ん中を遠慮する気質のあること。
これらから発生してきた迷信と思います。
写真の広がりから生まれた比較的新しい迷信ですが,スマホなどで毎日何枚も人の写真を撮る時代になり,そんなことかまっていられなくなっているのが現代です。
迷信の消滅理由の一つがここに姿を現しています。

こういう民俗学的な本は,いろいろと思いを巡らせてくれるので,面白いですね。
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垂直は「鼻水の話」

「垂直」の「垂」の意味。
これを漢和辞典で調べると,面白い授業ができることを昨日,書きました。

『漢字源』でも『字通』でも良いのですが,「垂」については字通が分かりやすいです。
字通に出ている1つめの意味を引用します。
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[1] たれる、たれさがる、地につく。
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垂れて,それから垂れ下がって,地面に付くのです。
そういうものと言えば,「鼻水」がうかびます。
そこから,「鼻水の話」が出てくるわけです。

その「鼻水を話」を昨日書いたら,山﨑先生から「面白いです!ぜひ使わせてください。」とお声がかかりました。5年の担任ですが,ちょいとした復習として話をするのだろうと思います。
その後,城ヶ崎先生から「鼻水が左右に移動する垂直を作ろうと思っています。」と,教材を作って授業に望む知らせを受けました。ちょうど4年生を担任しているのナイスだったようです。

この「垂直の話」は4年生向けなのですが,5年生でもちょこっと話してみるのもいいと私は思っています。
その訳を書くのですが,その前に,「垂直の話」をもう一度記します。
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b8045垂直の話をします!」
と言って,黒板に地面の線を引き,そこに少年の略画を描きます。

「この少年,風邪を引いています。」
「風邪を引いているので,鼻水が垂れてきました。」
「少し垂れてきたと思ったら,どんどん垂れ下がって来ました。」
「おおっ! ついに地面に付くまで垂れ下がりました。」

「そうしてできた形が垂直です。」と話し,漢字で「垂直」と書きます。
訓じて,「真っ直ぐに垂れた形が垂直」ということ伝えて,「垂直の話」が終わります。
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題材が鼻水なので,教室は楽しい一時になります。
この「鼻水の話」を受け入れられる先生は,5年生の担任になった時にも,子供達に話してみてください。

それは,「b8044地面」と「鼻」を結ぶと三角形ができるからです。
5年の図形の面積では,「三角形の中に底辺と高さがある」と教えます。
これは,「三角形」→「底辺・高さ」の流れです。
「地面と鼻」は,その流れが逆になります。
骨組みとしての「地面と鼻水」があり,その「地面の両端」と「鼻」から三角形が生まれてきているのです。
「底辺・高さ」→「三角形」の流れです。
両方の流れを知ると,少しは頭が柔軟になります。

b8043頂点が底辺から外れている場合があります。
それでも,底辺と鼻が結ばれて三角形ができていること。
鼻水は真下に行くこと。
そんな話になり,それなりに楽しいです。

5年生の場合,このような図を画用紙などに書いて,壁に画鋲でさします。
それを回転させると,いろいろな向きの三角形を勉強できます。
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こういう手作りの算数話に,算数ソフトを使うと,強力な授業になりますね。
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平行のソフトと「垂直の話」

b8046垂直・並行を学習する単元。
右のような透明シートを重ねてどんな形になるかと学習するシーンがあります。

教室には画用紙とか工作用紙・板目紙などはあるのですが,どれも不透明です。
切って重ねても,学ぶべきポイントが見えません。

スッと頭に浮かぶのは,透明な下敷き。
これを切って・・・・。
しかし,少々分厚い。
うまく切れないかもしれません。

ハッと思い出すのは,トラペンアップの透明シート。その厚めのタイプはほどよい堅さもあります。
それを切って,マジックで色を塗って・・・。
なかなか良い感じで授業の準備をしました。

トラペンアップと言われても,分からない先生が増えています。あれはなかなか面白い教材作りマシーンでした。
多分,学校で一番使っていたのは,私だと思います。

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ところで,右の赤と青のシートですが,これは回転させることができます。
ですので,実際にトラペンシートなどで動かしているのと同じような表現ができます。

透明シートの方は5組。
中抜きシートの方も5組。
準備してあります。
これだけあれば,授業のどこかで5分ほど見せるだけでも,かなり盛り上がって授業ができますね。
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「垂直」の「垂」の意味,漢和辞典で調べると面白いです。
いつもの『字通』から1つめの意味を紹介します。
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[1] たれる、たれさがる、地につく。
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これを読むと,授業で十分に楽しめますよね。
垂れて,それから垂れ下がって,地面に付くのです。
これなんでしょう??
正解は「鼻水」だと,私は思っています。

垂直の話をします!」
と言って,黒板に地面の線を引き,そこに少年の略画を描きます。

b8045「この少年,風邪を引いています。」
「風邪を引いているので,鼻水が垂れてきました。」
「少し垂れてきたと思ったら,どんどん垂れ下がって来ました。」
「おおっ! ついに地面に付くまで垂れ下がりました。」

「そうしてできた形が垂直です。」と話し,漢字で「垂直」と書きます。
訓じて,「真っ直ぐに垂れた形が垂直」ということ伝えて,「垂直の話」が終わります。

若い頃,こんな「垂直の話」をしたことがありますが,楽しい一時でした。
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