Monthly Archives: 1月 2017

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SG会に参加

土曜日にSG会が開催されました。
いつもながら、明石先生のコメントに驚かされます。
このことは、一緒に参加した城ヶ崎先生、佐々木先生、藪田先生も言っていました。
どんな風に凄いのかは、SG会に参加して肌で感じ取って欲しいです。

個人的にグイッと来たのは、朝日小学生新聞に「ニャ~るほど 論語道場」が週一で連載されていることでした。
その1回目と15回目が配布され、15回目は「故きを温ねて新しきを知る」でした。
選んでこの条の載っている号を持ってきたのだとしたら、提案した白石氏はさすがとしか言いようがありません。
なぜなら、この条は、この後に「もって師となるべし」と続くからです。

SG会は月一の開催ですが、毎月課題図書が出てきます。
昔のことを記した本もあります。
それを参加している先生方読んできます。
まさに、温故知新にふさわしい会なのです。

また、滝澤先生のレポートはいつも道徳に関する本を読んでのレポートです。
今回紹介された本は、私も読んでみようと思い、目下注文中です。

どうにも、論語が好きなので、SG会でも論語・道徳の内容に目がいきます。

そうして、今日も電車の中で『論語』を少し読み、楽しい時間を過ごしました。

「君に事えてよくその身を致す」
何度読んでも、学びになります。
一時の怒りで切った張ったとなってはいけないのです。
まずは、落ち着くことだと勉強になります。

日めくり論語は実にありがたいです。
道徳という名の善玉菌がジワーッと教室に広がるからです。
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外国語活動のソフト 1巻103

1~20の数を英語で言える子になってほしいですね。
その学習にうってつけなのが、このソフトです。

『子どもが夢中で手を挙げる 外国語活動』の1巻、103のソフトです。

白抜きのところをクリックすると・・・。
● 答えの数が表示される。
● 英語のスペルも表示される。
● 同時に英語で発音される。
耳からも、目からも学習が進みます。

「CLOSE」ボタンも、面白いです。
数が全部隠れます。
不思議と張り切る子が出てきます。

20までの数は1年生でもわかるので、このソフトは低学年・中学年でも楽しく使えますね。

発売は3月を予定しています。
今しばらく、時間がかかりますが、楽しみですね。

2月12日(日)に千葉県の木更津で野口塾が開催されます。
このときのお昼休みに、『子どもが夢中で手を挙げる 外国語活動』のソフトを少し御紹介します。
参加される先生、どうぞお楽しみに!
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宇佐美先生の『議論を逃げるな』発売日!

今日は、嬉しい日です。
宇佐美先生の『議論を逃げるな――教育とは日本語――』の発売日です。

と、のんきなことを思っていると、この本にばっさり斬られそうです。
何しろ、「序」の書き出しからして驚かされます。

この『序』の部分では、なるべく読者が刺激され、怒り、不快になるようなことを書く。いわば、けんかをしかけるのである。

人並み程度に本を読んできましたが、こういう書き出しの本は記憶にないです。

この本の帯に、「日本語 この論理的な言語で論じ戦い抜くのだ。」とあります。

仕事でアフリカへ行っているので、アフリカの言語についても、それなりに情報が入ってきています。
日本に日本語があるように、アフリカ諸国にも現地語があります。
ルワンダならキニヤルワンダ語です。
母国語があるのですが、母国語で学習するのは3年生までとなっています。
その先は英語やフランス語です。
植民地時代が長かったと言うこともあるのかも知れませんが、学術用語などを言い表す言葉が、現地語に無いからだと聞いています。
現地語が学術用語を吸収できなかったのでしょう。
悲しいかな、高度な学習は母国語ではできないのが、アフリカ諸国の現実なのです。

ところが、日本は日本語で高度が学問を学ぶことができます。
教壇に立つ者通しの会話や指導案・研究紀要の記述も、全部日本語でできます。
日本語は極めて力のある言葉なのです。

「日本語で論じ戦い抜くのだ。」
勉強になります。

宇佐美先生の講演会は来月11日です。
『議論を逃げるな――教育とは日本語――』刊行記念 宇佐美寛先生講演会
是非、御参加下さい。
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「道徳読み」のヒント

「道徳読み」って、どういう読み方なのでしょう。
そのヒントとなるお話をしましょう。

この文章を読むと、自動的に頭は算数脳になっています。
ですが、あえて、問題文を記します。

問1、花子さんの花は何本になりましたか。

常識のように、「数」に注目をして答えを導きます。頭は「算数脳」です。

今度は、違う問題文を記します。

問2、次郎さんはどんな気持ちになったでしょう。

この問題文を読むと、さっきまで注目していた「数」には意識が向かなくなります。
かわりに、次郎さんの「状況」が気になってきます。このときの頭は「国語脳」です。

同じ文章なのですが、問われ方によって、「数」に注目して「算数脳」になったり、「状況」に注目して「国語脳」になったりと、頭の働きが変わってきます。

さて、ここでさらに3つめの問題文を記します。

問3、次郎さんは本当にもらって良かったのでしょうか。

さっきまで意識が向いていた「数」や「状況」はかすんできます。
4本もらおうが、1本だけであろうが、そんなことはおかまいが無くなります。
また、花をくれた花子さんの気持ちも気にはなりますが、さほど、重要ではありません。
「何のいわれもなく物をもらう」という行為が、正しいことなのかどうかで頭が巡り始めます。
問を出されたことにより、「倫理」に注目がいったのです。
このときの頭が「道徳脳」なのです。

国語や算数の勉強には、先生も子供達も慣れ親しんでいます。
ですので、その時間になると、自動的に頭が算数脳になったり、国語脳になったりしています。
ごく自然に切り替えています。

ですが、道徳はきちんと教えられてこなかったので、自動的に道徳脳になることがありません。
子供達だけでなく、先生も同様です。
教材に、道徳脳で向き合うことが、道徳の授業では大切です。
それを行いやすい一つの指導法が「道徳読み」です。

こういうことが、「チーム算数」で語られました。
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宇佐美先生の『議論を逃げるな――教育とは日本語――』刊行記念 宇佐美寛先生講演会に参加する方が増えてきました。
そうそうたる方が参加されますので、当日がとても楽しみです。
また、『議論を逃げるな――教育とは日本語――』は、明日発売です!こちらも楽しみです。
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外国語活動のソフト Let’s count.

3月発売予定の外国語活動のソフトです。

『子どもが夢中で手を挙げる 外国語活動』
1巻~6巻です!

右はその第1巻の1つめのソフトです。
主たる学習内容は、
●1~20までの数
です。
発音だけでなく、文字も出てきます。

ついでに、おまけとして、
●犬や鉛筆などの名称
も学習できるようになっています。

1つのソフトで良い学習ができますね。

算数ソフトを使っている先生でしたら、どんな風になっているのか、あらかたの予想がつくと思います。

このソフト、右下に「+」のボタンが2つついています。
当初は1つだったのですが、渥美先生から素晴らしいお声をいただき、あれこれ考えて、「2つにしよう!」となりました。
友だちって、本当にありがたいと思います。

そうして、誰に見せても、嬉しく思って下さるのが、左下の「スピード調整」ボタンです。
野口塾in相模原でも、実感道徳の大会でも、お昼休みにこの機能を見ていただきました。
そうしたら、皆さん、一様にびっくりされていました。

「遅く聞かせてから、速く聞かせる」と、驚くなかれ、超速で聞いても自分の耳が聞き取っているのです。
この事実を体験するだけでも、確かな自分への自信につながります。

発売が楽しみです。
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2月11日(日)は、宇佐美先生の講演会です。
『議論を逃げるな――教育とは日本語――』刊行記念 宇佐美寛先生講演会
驚きの方々が参加されるので、非常に楽しみにしています。
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「道徳読み」の大筋

城ヶ崎先生が嬉しいお言葉を書いてくれていました。
●「道徳読み」は目から鱗が落ちました。

それを受けて、平河先生も嬉しいお言葉を書いてくれました。
私も目から鱗でした。こんなに分かりやすい道徳授業はないと感じました。

「道徳読み」は分かりやすいです。
授業がとても行いやすいです。
どの程度易しいかは、おいおい分かってくると思います。
私の話を聞いた先生からの又聞きでも、「簡単にできるな」と感じると思います。

今回は、その大筋を記しましょう。

「道徳読み」の授業の大筋
1,普通に読む。
2,道徳読みをする。
3,通知表をつける。
4,我が身に省みる。

時間があればの番外として、もう一つありますが、ここでは記すのをやめておきます。

まあ、こんな所です。

「道徳読み」の特徴の一つとして、際だった発問が無いということがあげられます。
普通に教材研究をしていると、どこかの段階で「どんな発問をしたらいいか」と、頭を悩ますことになります。
「発問が大事だ!」と強く主張する先生もたくさんおられます。
ですので、優れた発問を生み出すことが、極めて重要な作業と思い込み、発問研究に時間を掛ける結果となっています。

ですが、「道徳読み」では、発問にあまり力を入れる必要がありません。
大事なことは、「教材文中の道徳を見いだすところにある」と考えているからです。
(※ ここを詳しく書くと長くなるので、割愛します。)

発問が無いと、話し合いが行われないのでは・・・と思われるかも知れません。
その心配はほぼありません。
「3,通知表を付ける」のところで、活発に行われるからです。

そうして、何よりも、「道徳読みは」面白いです。
道徳を考えることが、実は人生を考えることなので、自然と面白いと感じられてくるのです。
道徳は人生の滋養薬であり、人生の予防薬です。
そんな思いをもって教材を読めば、これは必然的に楽しくなります。

◆この「道徳読み」の前段を2月18日の「主張ある道徳授業を創る!」セミナーでも話します。「道徳のそもそも論」の話です。
この主張ある・・セミナーは人気が高いです。あっという間に満席になりました。
名だたる道徳の実践家が講師となっているからです。

道徳を少し深く学びたい先生に、私がお勧めしているのは、『論語』です。
日めくり論語を教卓に置き、道徳という善玉菌を教室にジワーッと広げましょう。
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