Monthly Archives: 6月 2017

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「道徳読み」を実践しましたメール

土曜日は、この本庄早稲田駅で降りました。
小さい駅ですが、新幹線の駅なので何かパワーを感じます。

セミナーが終了した後は、懇親会です。
椅子に座っていると、事務局の先生が気を遣って下さり、あれこれ途切れることなく、話をすることができました。
こういう気配り、感じ入ります。

そんな中、2名の先生と話している時、「道徳読み」について問われました。
懇親会会場ですから、黒板も何もありません。
口頭で簡単に話しました。
それも、5分か10分ほどです。
どこまで伝わったのか、それすらもよくわからずに、話は終わりました。

驚いたのは、翌週の月曜。
熊谷先生から「道徳読み」を早速実践したとのメールをいただきました。
このスピード感、島根の広山先生と同じです!
熊谷先生は、もしかすると、もしかする先生なのかもしれません。

授業は5年生。
題材は「ふくらんだリュックサック」

いただいたメールは長文でした。
そのほんの一部を御紹介します。

◆今までの授業では、大きな問(柱)を3つ考え、2つ目の問(柱)で葛藤させるため、どのような発問にするとよいのか考えていましたが、それを上回る葛藤が子供たちの中に生まれていたように感じます。

実に驚きました!
「道徳読み」の授業が、これまでの授業にまさりました。
わずか、5分か10分ほど説明を聞いただけで、今までの道徳授業より、グッと良い授業が展開できたのです。
これを画期的と言わず、何と言いましょう。

「道徳読み」の話は、この先、次の2か所で行います。
◎6/25(日) 野口塾in大阪 30分~40分ほど話します。
◎8/26(土) 東京 1時間ほど話します。(まだ募集は始まっていません)
関心のある先生、ぜひ、御参加ください。
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『おとなのための やさしい漢詩教室』でグッと来る言葉と出会いました。
「凍蠅(とうよう)」という漢詩に「会得」と出てきて、それに「さとり えたり」と訓じています。

以前から、「会得」には「さとる」というような意味合いがあることは、何かで読んで知ってはいましたが、今回は明確に出てきたので、ノートに記録しました。

この方面の勉強は、何とも言えない楽しさを感じます。『論語』を楽しく読んでいると、自然とこういう言葉が心に染みてきます。

『日めくり 教室論語』を是非教卓に置いて下さいね。
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流し素麺、野口塾は7月に2会開催!

毎年恒例の野口先生の御自宅で開催される「流しそうめん野口塾」が今年も開催されます。
【1回目】 2017年7月16日(日)
【2回目】 2017年7月23日(日)

今年こそは参加してみようと思われている先生、ぜひ、お申し込み下さい。
私は両日とも参加の予定です。
少々ゆっくり過ごして、明日に向けてのあれこれを頭に巡らせたいと思います。

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第175/176回「授業道場 野口塾」in 野口家
~素麺流し野口塾~
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野口芳宏先生のご自宅での野口塾のご案内です。

野口先生の御講話と俳句会、
野口先生御手ずから流してくださる流しそうめん、
参加者による実践発表、
有坐の器の解説、
慈母観音様拝観、
野口先生御書斎見学等々、

盛りだくさんの野口塾です。
どうぞご参加ください。

●期日 【1回目】 2017年7月16日(日)
【2回目】 2017年7月23日(日)
●場所 野口芳宏先生ご自宅(千葉県君津市)
●会費 無料
●日程
10:30~11:30 実践発表
11:30~13:30 素麺流しと散策(慈母観音様、宥坐之器など)
13:30~15:00 俳句会
15:30~    懇親会

※当日は野口先生のお宅に直接お越しください。
君津駅、君津バスターミナルよりタクシー乗り合わせが便利です。
お申込くださった方には詳しいご案内をお送りいたします。

※「東京駅八重洲口」と「羽田空港」から高速バスが君津バスター
ミナルまで出ております。
電車よりも短時間で到着できて便利ですのでご利用ください。

※学期末の事務処理の忙しい時期ですので、十分ゆとりを持ってお
仕事をお進めの上、ご参加ください。

※日程や内容は変更になることがございます。

※当日は慈母観音様参詣の折に、1000円程度のお賽銭をご用意
くださいますよう、お願い申し上げます。

恐れ入りますが、下記のお申込方法をよく読んでお申込みください。
事務局として確認に手間がかかります。
ご協力をよろしくお願いいたします。
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●お申込み・お問合せ
(1)メールにて次のアドレスにお申込ください。
事務局 山中伸之 yama-san@par.odn.ne.jp

(2)メールの件名を
「175素麺流し野口塾2017.7.16参加希望」(7月16日参加の方)
または
「176素麺流し野口塾2017.7.23参加希望」(7月23日参加の方)
として

──────────────────────────────
(3)本文に下記を貼り付けてお使いください。————————————————————
○「素麺流し野口塾2017.7.16」に参加を希望します。
(または)
○「素麺流し野口塾2017.7.23」に参加を希望します。

御氏名 :
御勤務先:(※都道府県からお願いいたします)
(例:栃木県小山市立小山城北小学校)
E-mail :
実践発表: 希望有  希望無 (※どちらかを残してください)
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主張ある道徳授業の感想を1つ

先日開催された、道徳のセミナーでの「道徳読み」への感想が届きました。
前回に続き、今回も、参加された先生方の感想は熱いです。

1つ御紹介します。
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来年度からは教科書を使用しなければならないので,それを見据えて,これから今日知った道徳読みを早速実践していきたいと思いました。
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この先生は、立派です。
先を見ています。

人生で大事なことは、ちょっと先がどうなるかを読むことです。
少しでも読めたら、そこへ向けて今から努力をすればいいのです。
たいていの場合、その努力は新しい時代を切り開く努力となります。
気持ちが高まる努力です。
悲しいのは、追われて行う努力です。
妙に精神性で沈みます。

上の感想をどなたが書いたのかは、私には分かりません。
でも、こういう先を感じ取る先生と交流を深めたいと思います。

今週の日曜は、大阪の野口塾で「道徳読み」の話をします。
関心のある先生、是非、御参加下さい。

次期指導要領の道徳に「涵養」が登場していますね。
この言葉、私は非常に注目をしています。
教卓の上の『日めくり 教室論語』は、じんわり効いてくるので、まさに、涵養の道徳です。
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「子どもに学ぶ教師の会埼玉セミナー」へ行ってきました

土曜日、埼玉の本庄早稲田へ行ってきました。
「子どもに学ぶ教師の会埼玉セミナー」です。
本庄早稲田の駅で事務局の杵淵先生が待っていてくださり、本当に助かりました。
どっちへ歩くのかときょろきょろする必要がありません。
風景を見ながら、杵淵先生と楽しく歓談。
あっという間に、会場到着です。

また、この日は電車に乗った時、大吉がやってきました。
小野口先生から「海外協力隊員になった」という目出度いメールを受けとったのです。
赴任先は、アフリカのエチオピアの小学校。
ルワンダよりずっと北に位置する大きな国です。
私の年代の人は、マラソンのアベベを思い出しますね。

報告メールのだけでも喜びが大きいのですが、小野口先生はセミナーにも参加すると記していました。
会場に着くやいなや、小野口先生とエチオピアの話で盛り上がりました。

教師経験のある先生が、途上国の教育に関わることは、今後の状況を考えると、とても重要なことと思っています。
なにしろ、言語の壁をもうすぐ越えられる時代となります。
すると、どうなるでしょう。
楽しみですよね。

小野口先生がそういう時代になる直前の「今」という時代に海外赴任します。
良い人生になりますね。

小野口先生からの報告のインパクトが強く、私の話でも話題として話させていただきました。
すると、講座終了後、森本大樹先生がやってきて、「私もエチオピアで協力隊をしていました」と笑顔で話してくれました。
講座の楽しさに加わって、気分は最高になりました。
森本先生はエチオピアの高校で体育を指導してたそうです。
聞けば、エチオピア赴任で生徒を見る目が変わったとのことでした。
自分の教育観がグイッと変わる。これ大事ですね。

小野口先生、森本先生と話しつつ、「徳は孤ならず、必ず隣有り」(論語)の言葉が頭をよぎりました。
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週末の日曜日、大阪での野口塾で、「道徳読み」の話を少しします。
読み物教材を使っての、全く新しい授業法です。
「道徳読みが気になる!」という先生、ぜひ、御参加下さい。

教卓に『日めくり 教室論語』を是非!
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丸岡信弥先生、「道徳読み」、毎日新聞に!

英語の「わくわくプリント」の新作がアップされました。
御覧のような楽しいプリントが2枚、アップされました。
関心のある先生、ぜひ、ダウンロードして御活用下さい。<こちら>です。

うれしいニュースが飛び込みました。
丸岡信弥先生が毎日新聞に載りました。
6月10日(土)の朝刊です。

紙面の中に、丸岡先生のコメントが載っています。
そこに、「道徳読み」が紹介されました。
「道徳読み」という言葉が、新聞に載った第1号です。
丸岡先生、さすがです!!

毎日新聞の記事がネットにアップされています。
https://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k27/100/418000c
https://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k27/100/420000c
関心のある先生、是非、お読み下さい。

丸岡先生と、今週の土曜日に会うので、「道徳読み」について、情報交換をしたいと思っています。
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道徳は何を教えるのかと、親に聞かれたら?

セミナーで出たもう一つの質問。
それは、
道徳は何を教えるのか、と親に聞かれたら、どう答えるか。
というような内容でした。

「道徳」だから、「徳のある道」と答えても良いのですが、これはやや漫然としています。
「徳」という言葉に、それほど強い納得感がありません。
具体がへばりついている感覚が無いからです。
道徳を教えている先生には、この答えでも十分良い感じとなります。
先生の中に道徳の具体例が入っているからです。
ですので、こういうやや漠とした答えでも、それなりに納得してもらえます。

しかし、この質問は聞き手が保護者となっています。
保護者は道徳を教えるという、道徳への強い関わりを持っていません。
分かりやすく、納得してもらえるような内容が必要です。

そう思い、簡単な具体例で、道徳の特徴が見えてくるものとして、私は、「花子と次郎の話」をしました。
この事例で「算数脳」「国語脳」「道徳脳」の違いを伝え、後日、「道徳読み」で授業を展開すれば、納得度は非常に高いだろうと思います。

これが、雑ぱくながらの質疑応答の一こまです。
ありがたいなと思ったのは、しばらくして私の至らなさに気づくことができたのです。

道徳は何の勉強をするのですか。
というような問いに対して、相手に応じて答えられるように、頭の中の道徳を整理する必要があるということを感じ取らせてくれたのです。
例えば、先生向け、親や大人向け、子供向け。

同時に、道徳の質問に答える自分の答え方も感じ取れました。
「私はこう答えます」と自分の力が高いことを示そうとすると、解答が優れていても、その根底が怪しくなってきます。
相手の道徳性が高まるように、どちらかといういうと「あっちの方向ですよ」と指さすような答え方ができると、最高なのだがと思いました。「指南」ですね。

いろいろと思いを巡らせてくれる質問で、ありがたい思いになりました。
教室の道徳性も、じんわりと高めて行けたら。『日めくり 教室論語』をぜひ教卓に置いてみてください。
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