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3日の土曜は、山中伸之先生の「聞く力」セミナーです!

今週の土曜の「第7回いつも上手くいく先生の学級経営・授業づくり講座」が、もうすぐ満席です。
まだ、お申し込みできます。

講座1「聞く力を高める指導のポイント(1)」(山中伸之先生)
講座2「聞く力を高める指導のポイント(2)」(山中伸之先生)
講座3「聞く力を高める指導のポイント(3)」(山中伸之先生)

徹底して、聞く力をつけることにこだわったセミナーです。

国語に、「話す」「聞く」「読む」「書く」と4つがあります。
この中で、マイペースでできないのは、どれだかわかりますか。

話すのはマイペースです。
読むのもマイペースです。
ノートに書くのもマイペースです。

しかし!
人の話を聞くのは、相手のペースです。
相手のペースに自分を合わせる力がないと、聞くことはできません。

デューイは次のように書いています。
ものを聴くという態度は、比較的にいえば、受動的の態度であり、ものを吸収する態度である。『学校と社会』p46)

端的に言い表されていますね。
山中先生は具体的な内容として、次のことを話してくれます。
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・話を聞かないクラスの共通点
・聞くための構えの作り方
・動かない、しゃべらない、じっと見る
・「注目指示」の原則

・「一時一事」の原則
・「指示確認」の原則
・集中力を高めるワーク

・ワーキングメモリを鍛える
・集中して聞かせるワーク1
・集中して聞かせるワーク2
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私はセミナーには参加できませんが、若い先生、聞く力を付けさせたいと思う先生、ぜひ、足を運ばれてみて下さい。

遠方で行かれない先生、所用で行くことができない先生。
こちらの本も良いです。

『3ステップ 「聞く」トレーニング』(上嶋 惠著)

この本は、評判がよく、トレーニング・スタートアップキットも発売されています。
『3ステップ「聞く」トレーニング スタートアップキット』

「その道の専門家は違う!」とうなったことを覚えています。
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セミナーがあります

来週の土曜日は、埼玉で道徳のセミナーです。
第2回 主張ある道徳授業を創る!

このセミナーに、島根の広山先生が参加します。
道徳通の先生が多数集まるので、このセミナーは楽しみですね。

ここ2日ばかり、丸岡先生とメッセージ交換をしています。
その内容は、「道徳読み」です。
どうも、道徳読みは良いようですね。

丸岡先生とは、6月25日の野口塾in大阪で会います。
時間を見て、道徳読みについて語らいたい思っています。

主張ある道徳と、大阪野口塾の間に、「子どもに学ぶ教師の会埼玉セミナー」があります。
6月17日です。
長い目でこれからの教育を考えるセミナーです。
長い目と考えていくと、コンピュータ・人工知能なども頭に浮かんできます。
楽しい世界ですが、無くなる職業がたくさんあると、未来が心配になってくる情報も飛び回っています。

私が大学生の頃、21世紀の初頭には石油が無くなるという情報が出ていました。
そうなったら大変です。
どうすべきか、考えたこともありました。
しかし、今、実際にその時代になったのですが、未だに、油田が枯渇したという話は聞きません。
対策が着々と進められていく、それが人間の歩みなのだと思うようになりました。

文化・文明の発展については、深刻に考えず、もっと前向きに捉えようという思いを強めてくれたのは、ブルーナーです。
「書物が学習を非人間化しないと同じように、機械が学習を非人間化するようなことになるとは思われない。」(『教育の過程』p109)
さすがですよね。
このぐらいの見識があれば、「どんと来い!人工知能」ですよね。
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遠山啓は偉大です

今週の土曜、島根で野口塾in出雲大社が開催されます。
お近くの野口先生のファンの先生、ぜひ、足を運ばれてみて下さい!!

この日の私は「チーム算数」と、「SG会」です。
チーム算数は、いつものジョナサンで2時からです。

SG会は5時半から、明石先生のオフィスです。
今回の課題図書は『本物の思考力』です。
私がレポーターですが、どうにも、つたない内容になりそうです。

算数教育について、粗っぽく、捉え直しをしてみたくなっています。
手始めは、やっぱり、水道方式の遠山啓ですね。
学生時代から、遠山啓の考え方はすごいと思っていて、学友とミニチュアサークルを作って勉強していたことを思い出します。

『新版 水道方式入門』の勘所を読み返しました。
数え主義主流の時代に、量を主張していたのです。
実践者もいろいろと主張はしますが、遠山啓は時代を変えていく主張をした人物です。
研究がしっかりしているからこそ、時代への影響を与えられたのです。
本物の研究者は、研究力が勇気を発揮するのだと本を読みつつ、思います。
勇気ある主張ができるような研究を私もしていきたいです。
遠山啓は、算数教育の時代を動かした人物です。
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「道徳読み」の講座 「3,感動がある」

松澤先生から写真をいただきました。
「道徳読み」の話をしているところです。

「3,感動がある」と書いてあります。
その隣の図は、私がよく使っている「徳性と学問の図」です。

読み物教材を読んで生じる「感動」について、この図を使って簡単に説明をしているところです。

感動には2種類あります。
1、自然感動
2、学問感動

この2つがあることを話したのですが、セミナーの事務局をしていた須永先生はさすがでした。
講座後、「学問感動はとてもよくわかる」と私に話してくれました。
学んでいる先生は違いますね。
「学問感動」という言葉が出てきているだけで、この反応です。
きっと、そういう体験が多数あり、それがスウッと思い出されたのでしょう。

自然感動は誰にも生じます。
でも、学問感動は学ばないと生じません。
道徳を教える一つの意義は、道徳的感動を大きくしてあげるところにあります。
そのために、「道徳読み」が必要となってくるのです。

松澤先生が撮ってくださった写真がちょうどいいところを撮影てくれていました。
有り難いと思った次第です。

私が参加する次の野口塾は6月25日(日)の「授業道場 野口塾in大阪」です。
ここでも、「道徳読み」の話をします。
関心のある先生、ぜひ、御参加ください。
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野口塾の重鎮、山中伸之先生の「第7回いつも上手くいく先生の学級経営・授業づくり講座」が6月3日(土)に開催されます。
山中先生のお話は面白い上に中身が濃いです。こちらへも足を運ばれてみてください。
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6/17(土) 「子どもに学ぶ教師の会埼玉セミナー」のテーマが良いです!

6月17日(土)の「子どもに学ぶ教師の会埼玉セミナー」の内容が決まりました。
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全体テーマ「もっと長い目で教育を考えよう」
① 西川純先生「子供の成長をもっと長い目で捉えよう」(60分)
② 横山験也先生「教師の生き方ももっと長い時間をかけて考えよう」(60分)
③ 講演者、発表者と語るフリートーク
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事務局を担当されている杵淵先生からいただいた「長い目」という視点、これは良いですね。
今日・明日のことは、自然と勉強もしますし、キッチリとこうしようと判断もしています。
また、今日・明日のことは、日々変わるのので、その変化もあり面白さも持続します。

ところが、先のこと、そのもう少し先のこととなると、あまり考えません。
考えても、ぼんやりしている上に、今日・明日のような実行が伴わないので、手応えを感じません。
また、内容にも変化が乏しいです。
結果、考えても無駄っぽく思えるので、たいていは考えません。

自分の人生では長い目で見ることを好まないのに、意外と人の人生には、「こうしておくと良いよ」「ああしておくと良いよ」と、将来を照らす一言二言を言ってみたくなります。

ですので、「長い目」の話をするには、まず、自分の今の長い目で何を見ているかを話すことが肝要かなと思います。
ここまで思うだけでも、このセミナーは価値あるセミナーになると感じています。

コクチーズにアップされています。
<こちら>です。
埼玉県の本庄で開催されます。
お近くの先生、是非、御参加下さい。

右に「弁証法」の図を示しました。
長い目の大切さを端的に表す弁証法を、図にしたものです。
詳しいことは後日改めて書きたいと思いますが、城ヶ崎先生や丸岡先生、藪田先生にはこの図がストンと落ちると思います。
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野口塾ビギナーズ、松島先生の一言がナイス!

野口塾ビギナーズは、全体的に力量のアップを感じました。
その中でも、輝いていたのは松島先生の一言でした。
「10年目で本を1000冊以上は読んできた。」

ろくに本も読まずにいる先生には、この一言の重大性は気がつかないと思います。
1冊の読書による影響は小さいことが多いです。
しかし、小さいながらも力強いので、積もり積もるもと、信念にも影響をしてきます。
また、たった1冊が信念に影響を与える事もあります。

私の場合でも、弁証法と出会った1冊は、私自身の学び方を根底から変えてしまいました。
松島先生にもそう言う本があれこれとあったのだろうと思います。
そうして、これから先も、そういうエネルギーある本と出会うことが容易に想像できます。
今後の松島先生がますます楽しみと感じました。

同様に、読書量の多い須永先生も楽しみです。

私は「道徳読み」の話をしました。
題材は「ブランコ乗りとピエロ」。
本文については大きいところの話として8つ準備をしたのですが、半分の4つで終わりました。
大事な本文の「道徳読み」が半分程度しか話せなかったのは、私の至らぬところです。

来月、「第2回 主張ある道徳授業を創る!」でも「道徳読み」の話をします。
題材を「あとかくしの雪」としていたのですが、事務局に連絡をして「ブランコ乗りとピエロ」に変更しました。
本文の教材分析をもう少し強めに話すようにしたいと思います。
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