Monthly Archives: 3月 2017

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田中一村記念美術館の花山先生から!

田中一村記念美術館の花山先生から封書が届きました。
中を見ると、素敵なパンフレットが!

この写真を見てもよく分からないと思いますが、蛇腹折りされた2枚の紙でできています。
2枚の紙のサイズ、組み合わせ方が実によく錬られていて、このパンフレットを開いてあちこち見ているだけで、不思議な感覚を味合わせてくれます。
「田中一村記念美術館はそう言うところなのかも知れないなぁ」と、思った次第です。

花山先生のお話によると、奄美大島への直行便が成田と羽田から出ています。
確か羽田の方だと思いましたが、格安便があり、なんと8000円で行けるそうです。
こういう話を聞くと、東京は良いところだと思います。

花山先生、新年度は桜島で校長先生です!
友だちの先生が教育現場で大活躍します。
嬉しいですね。

花山先生と言えば、前田康裕先生の『まんがで知る教師の学び 1』『まんがで知る教師の学び 2』ですね。
ジュンク堂池袋本店での出版記念トークに駆けつけてくれました。
花山先生は熱い先生です。
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宮内主斗先生の新刊『子どもが育つ5つの原則――特別支援教育の視点を生かして』が4月に出ます!

宮内主斗先生の新刊が4月11日に発売になります!

『子どもが育つ5つの原則――特別支援教育の視点を生かして』

この本、「さすが宮内先生!」と声を上げてしまいます。
宮内先生の科学者視点は鋭く深いです!
こういう本が出ること、実に嬉しいです。
アマゾンで予約できます!!
<こちら>です。

宮内先生のセミナーが4月にあると聞いています。調整が付けば、私もちょっと顔を出してみたいと思っています。
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セミナーと言えば、アフリカのルワンダにルワンダ大学あります。
そこで、8月に教育の学会が開催されます。
アフリカの国際的な学会のようです。
そこに来ませんかとお声を掛けていただきました。
とても嬉しいことなのですが、さすがに遠いなぁと思います。

この遠さ、見方を変えると、一つのプラスポイントです。
私の「最遠距離オファー」の記録をぶっちぎりで更新したからです。
小学生用の地図帳の縮尺で見てたら、なんと直線で約1万3600kmもありました。(計算ミスがなければ)
この距離に感動しています。
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野口塾in横浜、小松校長と再会

野口塾in横浜に久々に参加しました。
井上先生や野中先生と再会でき、楽しく過ごせました。

会場は横浜の帷子(かたびら)小学校。
小学校をお借りしての野口塾というのは、そうそうありません。
「校長先生の御厚情に感謝せねば!」と思っていました。
そうしたら、その校長先生が旧知の仲の小松眞校長だったのです。
非常に驚き、思わず再会を喜ぶ熱い握手を交わしました。

あまりに突然だったのですが、頭の中には小松先生の驚異的発想の授業「県弁」(社会の授業です)がよみがえりました。
私も千葉の県弁で授業をしたのですが、面白かったです。

講座では、井上雅一朗先生の俳句の「取り合わせ」が面白かったです。
「五文字の季語」+「季語とは関係のない十二文字」
これで作ると、それらしくなるとのことでした。
実際にやってみたのですが、私でも良い感じになりました。
井上先生の話を聞きながら、ふと、若い頃に学んだ映像の「モンタージュ論」を思い出しました。

この日は会場で本屋さんをやりました。
野口先生の『国語科授業の教科書』がよく売れていました。
野口先生の国語は圧巻です!
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「道徳のそもそも論」000「教育とはどろぼう」

「教育とはどろぼう」と言うところまで、前回書きました。
これだけを読むと、「そんなわけ無いだろう!」「こいつはアホか!」と思われそうです。
誰も、「教育はどろぼう」だと言っているわけではありません。
「そもそも教育とは?」と問われた時のヒントが、「どろぼう」だったのです。
それを縮めたら「教育とはどろぼう」となり、実際にそれがフレーズの頭になっています。

正解は、「教育とはどろぼうに入られても、取られないものを培うこと」となります。
教えること、教わること。それが如何に大事なことなのかが、この簡単な1文で伝わります。
しかも、短縮フレーズが「教育とはどろぼう」ですから、印象的です。

ありがたいのは、こういう言葉を学んでおくと、万一、泥棒に入られたとしても、それ自体は大黒柱を揺るがす事ではないことにも気がつきます。
動じにくくなりますね。
道徳という学問は、少々のことでは動じないしっかり者を育てることなのです。

「教育とはどろぼう」に、納得した人はたいてい頭の中であれこれうごめきます。
それを少し語ってもらいました。

印象的だったのは、佐々木先生の「知徳体、全部がそうだ!」という言葉でした。
さて、皆さんはこの言葉から何を感じられたでしょうか。
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人事異動のシーズンですね。
嬉しいニュースをいろいろ聞いています。
良いですね!!
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チーム算数開催! 道徳の「そもそも論」は面白い!

「チーム算数」開催日でした。
いつもの4人(城ヶ崎先生、佐々木先生、藪田先生、私)が3時間休む間もなく語らい続けます。
井戸端会議と何が違うかと問われると、どうにも返答のしようがありません。
非常にぬるい教育サークルなのです。

今回、嬉しかったのは、佐々木先生が「そもそも論は面白い!」と太鼓判を押してくれたことです。
そう言う嬉しい一言をいただいたので、そろそろ、道徳の「そもそも論」をノートにまとめようと思います。
番号を付けていくのですが、その000番は「教育のそもそも論」です。

Q そもそも教育とは何か?

こう問われたら、皆さんはいかがお考えでしょうか。
佐々木先生が「教え育てること」と答えました。
これ、いいですね。
漢字を訓読みしています。
こういう答えがスッと出るだけでも、「さすが!」となります。

ですが、私がわざわざ問いを出しているのですから、訓読みレベルという訳にはいきません。
少々、批判的に書けば、「おしえる・そだてる」という訓読みは誰でも知っている上、返り点を使うなどの妙味もありません。
ですので、「ああ、なるほど!」と感動を呼ぶことはありません。
頭に少し響く程度の答えなのです。
いい線行っていますが、常識の範囲となります。
大事なことは、「心に落とす」回答を出すことです。

皆さん、考えあぐねていましたので、ヒントを出しました。

ヒント: どろぼう

「教育とはどろぼう」がヒントです。

これは、ミラクルのヒントです。
こんなヒントが出るのですから、そもそも問いの正解が常軌を逸しています。
ですので、最初から誰もわかるはずがない解答を私は用意していたのです。

このヒントを出してからのメンバーの回答は、城ヶ崎先生が3点。佐々木先生がマイナス100点。藪田先生には点数を付けていなかったと思います。
佐々木先生の答えは、全くダメな答えなのですが、ダメもきわまれば正解に近くなります。その逆を考えれば、正解に届きます。
思考の一発逆転が生じます。

正解を話したら、城ヶ崎先生も佐々木先生も藪田先生も、大納得。
それも、かなり強烈に響きました。
そうして、佐々木先生の「そもそも論は面白い!」のお言葉に至った次第です。

これを道徳の「そもそも論」ノートを作った時の、000番のページに書く予定です。
001番のページは、「人の図」。
002番は、「人と自分の図」。
以下、「主張ある道徳授業を創る!」で40分間お話をした道徳の「そもそも論」の内容を続ける予定です。
その後には、私の「まめノート」に記されている中味が続きます。

そうして、何番目になるのか分からないのですが、今日は「潤いの図」を発表しました。
この図を見て、佐々木先生はがつんと来たようで、「正・反・対偶」論を話してくれました。
切れ味抜群です!
「そもそも論の図は、見る人の思考を活性化する!」
これは大発見!とにこやかな気分になりました。

もう一つ話したのが、「貧乏の図」です。
道徳を専門に学んでいる先生は結構いますが、貧乏を教えられる先生はほとんどいません。
「貧乏の図」についても、佐々木先生は図を見ながら、すぐに講釈を始めました。
今日の「チーム算数」は佐々木先生の講釈が光っていました。
藪田先生には後学のために、「貧乏の図」は「易経」に依っていることを話しました。

何度も書いていますが、道徳思考の基本は論語です。
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城ヶ崎先生からは、関東学院小学校で2時間講演をするので、それについての話しをしてもらいました。
また、今後の著書の話しもあり、濃い内容でした。
佐々木先生からは、プログラミング学習にフィットする無料アプリの紹介がありました。
藪田先生からは家訓教育の手応えの話しがありました。
一つ一つがヘビーです。

次会のチーム算数開催日は、4月15日になるだろうと思っています。
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木村明憲先生、NHKのEテレ!

嬉しいニュースです!!
木村明憲先生のクラスが3月31日、NHK Eテレで放送されます!

右の『情報学習支援ツール 実践カード&ハンドブック』が使われます!

詳しくは、さくら社のHPを御覧下さい。
<こちら>です。
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こういうニュースは嬉しいですね。
今月の上旬は奄美大島の有名な田中一村記念美術館で、前田康裕先生のイラスト展がありました。
それに続いて、木村明憲先生のテレビです。
感動しています。
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そうして、今日は、山中伸之先生の『基本からわかる 授業参観日事典』の発売日です!
木村先生の本も素晴らしいですし、この授業参観日事典もありがたい本です。

さらに、『子どもが夢中手を挙げる 外国語活動』1巻~6巻も新発売の日です。
『Hi, friends!1』対応 1巻 2巻 3巻
『Hi, friends!2』対応 4巻 5巻 6巻
これもまた、嬉しいことです。
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とても良い気分なので、道徳の話しを一つ。
「親孝行」の図の話しです。

親孝行をたいていの人は、お父さんやお母さんに直接何かをすることだと思っています。
それもあります。

でも、それだけではありません。
お父さん、お母さんのことを思うことも、親孝行なのです。
「孝」の字は、訓読みで「おやおもい」と読みます。

こうして、訓読みを見ていると、次第に「なるほど!」と思えることが浮かんできます。
小さい頃は、いつも親がそばにいます。
赤ちゃんのころなどは、付きっきりです。
それが学校に上がり、次第に親と一緒にいる時間が少なくなってきます。
大学生になったり、社会人になると、さらに、結婚して別居すると、親と離れている時間がほとんどとなります。
親と離れている時にこそ、親を思うのです。
それが親孝行となり、自分自身の中に、道徳として極めて大事な「孝」の心が広がってくるのです。

さくら社の『日めくり論語』もいいですね!
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