Category Archives: 友人知人

家庭学習で「論語」!

夏休みが近づいてきた日。
熊谷先生から、家庭学習のノートの写真が届きました。

「学而第一」「為政第二」「里仁第四」「雍也第六」から、一条ずつ引用され、解説も記されています。

中を読むと、書き写した内容であることが伝わってきます。
きっと、家に論語の本があったのでしょうね。
その本の存在に気づいて、開いて、猛烈に書き写したくなったのですね。

でも、通常は、論語の本が家にあっても、子供が関心を示すことはありません。
読んでも、さほど面白い内容ではないからです。
よく分からないことが書いてある本、という感触に近いです。

その論語を書き写してきたのです。
非常に強い衝動が起きたと想像できます。
その強い衝動が起きる源をつくったのが、熊谷先生です。

熊谷先生が教室の机の上に『日めくり 教室論語』を置いたのが3週間前。
気づいた子が日付に合わせて日めくりをめくったことと思います。
感心が少しずつ高まってきて、ふと、家で論語の本を見つけ・・・。
「おおっ! 家にもある!」
「先生と同じだ!」
「うれしい!」
・・・・・
というような感激が体中を走ったものと思います。

小学生にとって、担任の先生は大変偉い人です。
あこがれの人でもあります。
その先生が何を好むかによって、子供達の感心は左右されます。
熊谷先生は良いことをされました。
--
関連記事:

 

瀧澤真先生の「道徳読み」レポートがナイス

SG会に参加しました。
いつもながら、大量のレポートが出て、一つ一つに明石先生の的確な指摘があり、とても勉強になりました。
8月は例会がありませんが、9月は16日に開催します。しっかり、参加したいと思っています。

今回のレポートの中に、「道徳読み」がありました。瀧澤真先生のレポートです。
目を引いたのは、「道徳読み」と国語での読みとの比較が示されていた所です。
「道徳読み」の5つのパートと国語を比較してくれました。
これはとても分かりやすく、なるほどと思った次第です。

また、「道徳読み」のアレンジも記されていました。
これもありがたいことです。
「道徳読み」が次第に良い流れになっていると感じています。
うれしいですね。

明日は野口家での流し素麺塾です。
瀧澤先生も参加します。
少し、「道徳読み」について語らいたいと思っています。

熊谷先生からも『日めくり 教室論語』ニュースを受けました。
これも良い内容です。来週中に詳しく書きたいと思います。
--
関連記事:

中嶋郁雄先生に教わった「生徒指導提要」

大阪の野口塾で、中嶋郁雄先生が生徒指導の話をしてくれました。
勉強していることが伝わってくる良い話しでした。

その中に文部科学省の「生徒指導提要」からの話がありました。
それがちょっと気になり、「生徒指導提要」の中の気になったところを読んでみました。
道徳との絡みの所です。

すると、いじめの所に「仲裁者」と出てきました。
いじめには仲裁者が大事なのです。

昔の話ですが、私が学生だった頃、「生徒指導」という言葉への記憶があまりありません。
その頃、元気に飛び交っていたのは、「週番」とか「風紀委員」という言葉です。
「週番」や「風紀委員」はそれなりに偉い立場で、「准先生」という感じです。
廊下歩行の注意からはじまり、けんかの仲裁、低学年の面倒見、今週の目標を守らせるなど、自分なりに「しっかりしなきゃ」という思いで活動をしていました。
思い出しただけで、懐かしさを感じます。

「仲裁者」が、もし、機能として組織化されていったら、もしかしたら、今風週番や、今様風紀委員になのかも知れない、とふと思いました。
もし今風週番ができたら、それは昔の週番より、もうちょっとセンスの良い形になるでしょうね。

日曜日の野口塾(流し素麺)に、中嶋郁雄先生も参加します。
生徒指導について、少し教えてもらいたいところがあったので、つい、週番系の話を書きました。
--
関連記事:

前田康裕先生の本、『まんがで知る教師の学び2』が日本教育新聞に!

日本教育新聞の7月3日版に、前田康裕先生の『まんがで知る教師の学び2』が新刊案内に掲載されていました!
うれしいですね。

1面の記事には、日本教育新聞社が実施したアンケートの結果が出ていました。
引用します。
--
約7割が次期学習指導要領の全面実施への課題として「主体的・対話的で深い学び」を選んだ。
--
ぜひ、前田先生の本を読んでいただきたいなぁと思った次第です。
まんがなので読みやすく、それでいて中味が深いです。
--
関連記事:

丸岡信弥先生と道徳談義

丸岡先生が千葉大付属小学校の公開研究会に参加しているというので、夕飯を一緒に食べました。
稲毛にある喫茶店で、食事をしながら約2時間半、ずっと道徳の話をしていました。
道徳の話ばかりで、こんなにも話しするとは思ってもいませんでした。

最終的に話題になったのは、なぜ道徳を教えるかです。
道徳の涵養が進み、「悪いことはしたくない」「正しい道を歩みたい」という子をどんどん増やすことです。
授業の展開が良いとか悪いとかありますが、「道徳読み」をしている限り大きな踏み外しはありません。
それ以上に、「道徳読み」は指導要領に新しく出てきた「涵養」が進むので、3年5年と積み重なったときの子ども達の心の強さが楽しみになります。
丸岡先生と固い握手をして別れました。

この先、丸岡先生とは会うたびに道徳の話をすることになります。
まさに、同志です。
「道徳読み」の授業をどんどん進める先生方が続々と現れています。
その先生方も皆さん同志です。
いつか、どこぞのお店で道徳談義をすることになると思っています。
未来が見えてくるので、実に楽しいです。
--
関連記事:

過ちて改めざる

自分がミスをしたときに、それを有耶無耶にしてしまいがちです。
これを何というか、皆さんはご存じですよね。
論語で言うところの「過ちて改めざる これを過ちという」ですね。

誰に強制されるでなく、偉い人に諭されるでもなく、ただただ自分で心が改まるようになりたいものです。

また、一方で、

これを知る者は、これを好む者に如(しか)ず。
これを好む者は、これを楽しむ者にに如ず。   (論語)

道徳をこのように思えたら、これもまた良い気分です。

--
教室の先生の机の上に『日めくり 教室論語』を置いてほしいですね。
良い道徳が子供達に涵養されてきます。
--
関連記事: