Monthly Archives: 4月 2015

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「立腰」が正面に!植田学級,いいですね

b8093植田先生のクラスの正面黒板の上。
「立腰」が掲げられています。

しかも,写真にはポイントが3つ示されています。
1,背もたれに背をつけない。
2,深く腰をかける。
3,足を床につける。

とくに,「足を床につける」は,意外と重要なポイントになっています。

足を前に出すと,腰が曲がりやすくなります。電車でも態度の悪い人はたいてい足を前に放り出しています。その人の腰や背をみると,いかにもだらしない状態になっています。
教室でも,足を前に放り出していたら,姿勢が悪くなり,心も影響を受けることがあります。

逆に,足を椅子の下に入れるようにすると,腰は立ちやすくなります。
足の形が正座に近づくからです。
ただ,足を引くのは見た目がやや悪いので,足を床につける座り方が推奨されています。

ところで,2年生の算数で秒を学習します。
その時,10秒はどれくらいか,30秒はどれくらいか,とストップウォッチなどを使って体験する学習もします。
立腰を学習しているクラスは,この短い時間の体験を,「立腰+目つむり」でやってみてはいかがでしょう。
静かに目をつむります。自然,心が落ち着くことを学んでいくことになります。

戦前には,授業のはじまりに黙想をしている学校もありました。
全校生徒が落ち着き方を学ぶのですから,いい学校だったのだろうな思います。

植田先生のクラスが今年度も落ち着いた良いクラスになりそうで,とても嬉しいです。
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算数ソフトのDVDBOOK版もありますよ!

b8089算数ソフトのDVD BOOK版です。
このシリーズは,全30巻あります。
1学年に5巻ずつあり,1巻に2単元か3単元のソフトが入っています。1巻3000円(税別)ですので,かなりお買い得です。

表紙を開くと,DVDが挟まっています。
これをPCに入れると,すぐに使えます。
面倒なパスワードなどはありません。

クラウドのようなインターネット上での購入がどうもいけないという先生には,こちらが最適です。
大型書店で販売されています。
小さな書店しかない場合は,日教販取り次ぎで注文をされると,大丈夫だと思います。

一昨年,昨年と,千葉県にある小学校さんの校内研(算数)の講師を勤めさせていただきました。その小学校さんには30巻全部を使っていただいています。子ども達も大喜びしています。

今年は三重県の小学校さんにおじゃまをすることになりそうです。
こちらも,算数の研究です。すでに,DVD BOOKを使ってくださっています。
おじゃまをしたら,校内フリーライセンス版を使っていただこうかと思っています。

コンピュータを使う授業が当たり前になってきた今,算数の時間に算数ソフトが5分10分と登場するのも自然な流れです。
実に良い時代になったと思っています。
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5月9日(土)は,大阪です!
大阪で「事前学習法」が開催されます。
かなり画期的な学習が展開されます。事前学習法に関心のある先生,ぜひ,ご参加下さい。
わたしもお話をします。
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日めくり論語『教室論語』

b8090今日の日めくり論語『教室論語』は,右です。
「忠告」の元になった孔子の言葉です。

子貢が孔子に「友達って何ですかね」とたずねました。
すると,孔子は「それはね,悪い道に入っていると分かった時に,誠実な気持ちから,『それはダメだよ。善い道を歩もうよ』と言える人だよ」と答えました。

誠実な心,相手を思うまっすぐな心,そういう気持ちから出てくる注意の言葉,それを言えるからこそ友達なのです。

私の友達も,私同様に年齢を重ねています。
年齢は,人を次第に善人にします。
ですので,あまり妙な方向に走っている人がいません。
忠告をする相手がいないのは,実にありがたいです。
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教室の教卓の上に,この日めくり論語を置いてみてはいかがでしょう。
日めくりで出てきた言葉を,みんなで唱和して・・・。
善人への道が書かれているので,じんわりと学級経営に染みていきます。

退職をされた先生も,ぜひ,ゆったりした時間を論語と共に過ごしてみてはいかがでしょう。
私は時々読み返すようにしています。読むだけですが,充実感に包まれてきます。
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「時刻と時間」ソフトを見せましょう

子どもが夢中で手を挙げる算数の授業2時30分から2時45分まで。
さて,何分間でしょう?

3年生の「時こくと時間」の単元で学ぶ問題です。

算数クラウドを使うと,こういう問題をサクッと出すことが出来ます。
特に,「02 ,時間を求める/○時間○分/入力」は,出したい問題を簡単に決めて出題できます。
なにしろ,ご覧のような数表が出てきます。そこから選んで問題を出せば良いのです。
これは便利です。

また,時計の針を動かすことが出来ます。これで確認も出来るわけです。ありがたいです。
さらに,長針も短針もマウスドラッグしやすいように,丸いところが用意されています。良い感じで針を動かせます。

教科書に入る前に,事前学習として,「類題を何問か出題して,勘を養う」学習をしてみましょう。
大事なポイントは,ただの1点。
先生が教えるのではなく,何度かやっている内に正答を言えるようになってくるのを待つようにすることです。

途中から,「わかる!わかる!だって・・・」という状態になってきます。
自分から訳を言いたくなる状態です。ありがたいですね。

こうして,事前学習で下地を付けておくと,教科書を使っての学習でも,あの子がと思う子も意外とやってくれます。
下地が出来ているから,課題へのチャレンジ力も大きくなるのです。

もし,時計の針が読めない子がいたら,休み時間にでも,算数クラウドに入っている時計のソフトで10分ぐらい復習させましょう。
3年生なら,そんなに困難無く,針と時刻との関係をつかんでくれます。
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算数ソフトは面白いです。しかも,よく分かります。
さらに,使うだけで子ども達は「算数をもっとやりたい!」と思ってくれます。
その気になるのですから,良い方向にどんどん導けますね。
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SG会,勉強になります

しばらくぶりのSG会。
人数分のレポートがあるので,短時間の内に大量の情報が伝わります。
学校の先生以外の方も複数参加しているので,その情報の幅が広く,良い勉強になります。

幼稚園の園長先生からは,5歳児と3歳児の交流生活の実践が話されました。
そこから出てきた,保護者の方の声が勉強になりました。
「お兄さん(お姉さん)が怖いって言うんです」
「お兄さん(お姉さん)が怒るから嫌だと言ってるんですけど・・・」
園全体が嫌なのではありません。
園は楽しいのですが,お兄さん(お姉さん)とのペア生活がちょっとつらいのです。
園になじんだ後,さらに,お兄さん(お姉さん)と少しずつなじませていくので,大事な順応性を高める良い勉強になります。さらに,年齢に差があるので,長幼の序も学ぶことが出来ます。
多数の子は,いやがらずに交流生活をしているとのことで,この幼稚園から巣立った子は,小学校でも円滑に集団生活を送るのだろうなと思いました。
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中学校の先生からは,学級目標を決める話がでました。「こんなクラスは嫌だ」というところから生徒達の考えを引き出して決めていったそうです。ひげうさぎ校長先生の読書法と似た感触で,これなら生徒達も気を入れて考えただろうなと思った次第です。
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私は,先だってブログに書いた「飲み助さんの話」を持って行き,それを読み上げました。
素人の作った再話ですが,明石先生から,「じーんと来た。」と言われ,ありがたく思いました。
『子どもの作法』
作法も勉強になりますし,飲み助さんのような道徳も大いに勉強になります。
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照井校長先生の『せせらぎ国語教室』

b8094岩手の照井孝司校長先生から記念誌が届きました。
『せせらぎ国語教室 -第16集-』です。
16集には平成25年度と26年度の内容が収録されています。
野口先生も現役の頃,国語教室を編集発行していました。
それを受け継ぐかのように照井先生も継続的に発行されています。
教師人生が実に充実しているのではないかと感動しています。

ちょうど読んでいた『春秋左氏伝』に,

その位にて怠らざれば,
民ここに息(やすら)ぐを得ん。

とありました。
今ある仕事を熱心に進めれば,一緒の仲間もみな安心して進むことが出来ます。
照井校長の『せせらぎ国語教室』から,そういう熱さが伝わってきました。
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懇談会で使える「飲み助さんの話」が好評で,良かったと思っています。
あっという間に終わってしまう短い話で,しかも飲兵衛の話です。
ですけど,話を聞いてしまうと,どうにも自分を少し直したくなります。
不思議なものです。
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